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『JIN-仁-』について

うーん、すごいな。

久々にすごくしっかり作られたマンガを
読んだ気がする。

村上もとかさんといえば、腐人の中では『六三四の剣』
いやー萌えた萌えた。

なので、読む前から、
絵やストーリーや表現といった「マンガ」部分については、
問題なく読めるだろなーとは思っていたのだが、
最終巻に、監修をしてくださった方々や、
その方々をみつけてきてくれた編集さんへの謝意が書かれていて、
改めて、この作品ができあがるまでの大変な道のりについて
考えてしまった。

これだけの人の手を経るということは、
いわゆる普通のマンガと違い、
かなり前からネームの用意がいるんだろう。

それに対する、
歴史検証、時代考証、そして、手術シーンの資料集め。

なんちゃってを一切排除するということは、
それだけ人の労苦が増えるということで、
ものごっつい下世話な話で恐縮だが、
金銭配分はどないなってんのかなぁ…?なんて思ってしまった。

というのも、だ。

腐人はコンテンツの衰退を憂いているのだが、
もし、このまま無料勢力であるWebがどんどんひろがり、
コンテンツとは無料で読めるもの、ってのが
常識になってしまったら、
これだけの多くの人の手を煩わせ、労苦を求める作品は、
もう生み出されてこなくなるんじゃなかろうか。

もしくは、これからも生み出される、とすると、
生み出されはするが、
それは、コンテンツで食っていけるとされる
極々少数の選ばれし人のみできること、
となってしまうんではなかろうか。

そんな疑念が頭をもたげる。

大河ドラマがなんか安っぽく陳腐になってってるように、
予算不足で、劣化してってしまうのは、やめてほしいなぁ。



ま、そういうマンガ界の未来を心配する気持ちを
とりあえず棚上げにして、このマンガについて考えると、
端的に言って、「おもろかった」である。

っても、南方先生ぐらいの中堅クラスのお医者さんが、
あの荷物だけで江戸時代にいって、
本当にそこまでできんのか?っちゅー疑問はないこたない。

実際どーなんだろなー。

あのペニシリン製法だって、
現代の過去にそういうことを考えて
試行錯誤した結果があったからこそできたんであって、
いわゆる医学の勉強しかしてこなかった人に、
あそこまでの発想ができるもんかは、素朴に疑問。

「ペニシリンがあったなら!」
「なんでないんや!」
「でも、ないから、しかたないな」
で終わりそうな気がするのよ…。

ってのも、最近の若者と話をしていると、
今あるものでなんとかする、という
応用力と想像力の欠如をものすごく感じることがあるもんでねぇ。

遊び方が決まったおもちゃを与えられて遊ぶ、
ってことしかしてこなんだら、
そーなってしまうんじゃねぇのかなぁ…。

もっとお外いって、その辺の雑草つかって
おままごととかして欲しいなぁ。

って、話がずれた。


全部を読んで思うのは、キャロルみたく、
あーれーと未来から過去にいって病気になって、
あーれーと過去から未来にきて、治療して、いるものパチって、
また、あーれーと未来から過去に戻ってった南方先生。

彼のその後がすごく知りたい。

彼はまた未来に戻ってしまうかもしれないことを
怖いと思わなかったのか。

ペニシリンでは効かない緑膿菌に対する研究なんかを
始めなかったんだろうか。

そして、南方先生がペニシリンを作ってしまったがゆえに
変わってしまった歴史があるだろうに、
その影響はどうだったんだろうか。

そーゆーとこが、すごく気になる。


ただ、そこらまで派生してくと話が複雑化し、
かつ収集がつかんくなってくるわなぁ。

そーゆー意味で、
この王道を極めるストーリーのみでいいのかもしれないな。

これだと、あの幕末・維新のあたりの
歴史の勉強にもなるものになってるし。

手塚治虫さんの『ブラック・ジャック』を読んだ子が
医師を目指したように、
これをきっかけに、医者の道、歴史研究の道を目指す子がいてくれたら
すごくいいのになぁ。



ところで。
正直、腐人は、今の医療現場のことはよく知りませんが、
医者になる過程において、
こういう応用力を鍛えられるカリキュラムは整っているのだろうか。

そりゃ日進月歩の技術革新の中で、
新しいことを憶えるってのに、
日々は追われてしまうのかもしれない。

でも、3.11のこととか思うと、
器具が、薬が、十分にない状態の中で治療を迫られる、
っちゅーことが、
いつ起こったって不思議じゃない。

乗り合わせた飛行機や電車で、急患の治療に
今あるものでなんとかしないとならない場合だって、
ないとはいえないだろう。

そういうときに、
こういった応用ができるような勉強ってしてんのかな?

ぶっちゃけ、腐人はこの応用力というより、サバイバル力ね、
これこそが、この先の時代を生き抜くために
必要不可欠なもの、だと思う。

テキストで教わるもんじゃないかもしれないが、
そーゆー力をつけて欲しいなぁ…
とか思ってしまいました。

マンガ 『JIN-仁-』 村上もとか
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[ 2013/01/06 ] 腹黒読書録 | TB(-) | CM(-)
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