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『怒りのおさめ方』の補足

部活論しょっかなーと思てんけど、
『怒りのおさめ方』の補足のが自分的に重要だな
と思たんで、そっちやります。

するっと逃げちゃったのがなんだったか思い出したくて、
ざーっと再読したんだが、やっぱこの本は深い。

スマナサーラ師は、仏教の教えとして最初から最後まで
「怒らないこと」を説かれてるんだが、
そもそも怒るとは、「自分の期待が妨げられると生じる」もんであり、
もっと言えば、「自我があるから怒る」のだとおっしゃる。

でも、その「自我」というものは、
仏教においては、脳の錯覚にすぎない、とされている。

しかし、そこに固執し、「自分こそが正しいと思ってる」がゆえに、
わがままになり、人の意見をきけず、
自分の邪魔をするものに対し、怒りを覚えるわけだ。

で、この怒りってのは伝播する、とおっしゃる。

これについては、しりあがり寿さんが
非常にわかりやすいマンガを描かれてるのだが、
あーあるある、こーゆー怒りの伝播っちゅーか、
不快の連鎖ってすごくある。

腐人もこないだやったなぁ…反省(-_-;)

あと、うっと思ったのが、前に自殺の話と書いたが、
どっちかったら、芸術論からの派生だな。

スマナサーラ師は、
「街角で歌ってる若者の歌がどうして心に響かないのか」
について、上手い下手という問題ではなく、
歌っている本人の自意識、自我が強すぎて
うるさく感じるからだとおっしゃる。

思わず、目からうろこが落ちた。

腐人の場合は、歌じゃなくて本になるわけですが、
なんかね、ものすごくストーリーを邪魔してる「何か」をね、
感じるときがあるのよ。

腐人はこれを「自分に酔ってる」と評するんですが、
なるほど、これは「俺にとって面白いか」が基準になってる
自我によって作られた作品なんだな。

「自分にとって何が面白いか」ではなく、
「皆にとって何が面白いか」という視点で作品をつくれば
自我のないものができる、とのことだが、
自我まで考えちゃうと難しすぎるかもしれんけど、
読者にとって、これは面白いと思うか?ってのを
忘れずに書いてけばいいってこっちゃないのかな。

で、この後に、しりあがりさんが、
「じゃぁ自我を忘れて没頭すべき?」と問うと、
創作の時間を終えたら、
きちんと自分自身に戻ってくるクセをつけないと、
漫画家として長く続けていくことはできない。
そうしないと心身がもたず、自殺するはめになる、とおっしゃる。

なんかこれ、わかるなぁ。
別にクリエーターじゃなくてもさ、人って、
それぞれの場にあわせて「役」を演じてると思うんだ。
家庭での「親」の役、ご近所での「××さん家の奥さん」の役、
会社での「課長」の役などなど、日々やってるわけじゃん。

腐人なんかはかなりめに素に近い状態で24時間過ごしてるけど、
そんでも、一番ほっとできる自分になれる時間ってのは、
読書の時間なんだよな。

その日一日にあった、いろんなことを読書することでリセットする。

だから、日々のあれこれで忙しくなって読書ができなくなったら、
あきらかに自分の感情のコントロールができなくなってくんだよなー。

腐人はこれを「依存」と呼んでるが、
生きてくうえで、一番ふっと力を抜ける場ってのが絶対必要なのは
前からわかってたが、なるほど、こーゆーことなのかと思ったね。


あとねー、うわーと思ったのが、怒ると叱るの違い。

人を叱るときには、相手がちゃんと修正できるように叱り、
決して感情的になってはいけない。
感情的になっている時点で、叱ることに失敗しているし、
そもそもそういう人は、相手を叱る資格はない、
ってな言葉は、ああ、痛い…痛い…(-_-;)

で、その流れで、一番重い罰とはなにか、って話になるんだが、
よくある「処刑」は、罰でもなんでもないとおっしゃる。
なぜなら、「人間、どうせ誰でも死ぬ」からだと。

うひょー!

「それよりも、生かされておいて、
無視し続けられるほうがよっぽど厳しい」

うー…これ、いじめでもそうだよな。
いるのに、いないとされることのつらさ。

なるほどねぇ。

ただまーここでホームレスさんの存在を考え出すと、
どーなんすかね?って気になる。

もしスマナサーラ師にお伺いできるならば、
彼らと、彼らをとりまく人について、聞いてみたいなぁ。


最後に。
やっぱ書いとかないと忘れそうなんで、欲について。

「欲があればあるほど、貧乏になってしまう」

あ、なんかわかる。
トルストイの『人にはどれだけの土地がいるか』だな。

足るを知るべし。

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[ 2013/05/04 ] 腹黒読書録 | TB(-) | CM(-)
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