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ナナメ読み『終身旅行者PT 』

PTという概念を、ご存知です?

このPとTが、何の略かってのは、まー山ほどあるんですが、
簡単にウィキペディアに頼ることにしましょうか。

「パーペチュアル・トラベラー(Perpetual Traveler)とは、
 「永遠の旅行者」を意味し、
 各国で、非居住者とみなされる滞在期間の間だけ滞在し、
 税金を国家へ合法的に払わない、
 もしくは納税する税金を最小にするライフスタイルのこと」

他の言い方も、
ウィキペディアのパーペチュアル・トラベラーをみていただいたら、
ぎょうさん載ってます。

端的にゆーてしまえば、地球規模のスナフキン。

っても、スナフキンが納税してたかはわかりません。
たぶん、払ってねぇだろな・・・。
ってか、どこに払うんだ??


ウィキペディアの文章では、
税金にばかり重点が置かれてますが、
実はそればっかりでもないんだよなー。

例えば、自然災害からの回避、兵役の忌避、
教育の選択、事業目的、老後生活、スポーツ枠など、
PTになる目的はいろいろ。

ただ共通するのは、これ。
「個人が国家を選ぶ」

帯にあったコピーなんだけどね、
「国家の運命と、個人(家族)の運命を切り離そう!」

愛国心?
国に命をささげる?
アホくさー(-_-)
とまで、現在PTやってる方々が
思ってるかどうかはわかりませんが、
自分の人生を
「お上がなんとかしてくれる」
ではなく、
「自分の力でなんとかしよう。頼れるものは己だけ」
という考えかな。

「自分のことは自分でなんとかするから、
 アホみたいな規制や法で、縛らんといて」
ってのもあるのかもしれない。


基本的に、腐人はこれに共感できるんだよねぇ。

前から何度もゆーてますが、
「人なくしては、国はないが、
 国なくしても、人はある」

と思ってるんで。

どっちかっちゅーとリバタリアンなとこあるし、
どんなことゆーてんのかなーと、
興味があって、この本を手にとってみたんですわ。

しーかーしー。

ゆっていい?
これ、資産と語学力がないと、やれへんわー


すごくざっくり言いますと、上で書いたように、
租税回避だの、兵役忌避だので、
税金が高く、兵役がある国に生まれちゃったけど、
税金が安く、兵役がない国の市民になれば、
節税かつ兵役につかなくてすむよね?
じゃぁ、そっちに移住しちゃえ!
ってなことをやるので、
はっきりいって、他国のいろんな法に精通してなきゃダメなのよ。

でもって、その各国それぞれ違う法を理解する語学力と、
じゃぁそれならこうしようああしようとできる資金がなきゃ、
やりたくったってやれねぇってのー!!!


提唱者であるW.G.ヒル博士によれば、
目的別に、利用する国を考えろってことで、
こんなことを言っている。

(1)国籍のある国
(2)居住する国
(3)ビジネスを行う国
(4)資産運用を行う国
(5)余暇を過ごす国

これをね、自分にとってどこがいいか、
それぞれの国の特性や法、政治経済状況などを鑑みて、
運用しようってんですが、
この本をお書きになった木村さんは、
この5つだと、あまりにも利己的すぎるので、もう一つ

(6)寄付を行う国

を足そうとおっしゃっている。


すんません・・・・・・
そんな5カ国も6カ国もってぇと、
英語は必須で、
そこにスペイン語とか中国語とかいいます(:_;)?

腐人は日本語しかしゃべられへんのんじゃー!!!


それに、この本に、主なタックスへイブンはもちろん、
市民権や永住権がとりやすい国などが
いろいろ紹介されてんですけどね、
そのいずれにも「××万ドルの資産があること」だの、
「国のプロジェクトに××万ドル投資すること」だの、
権利取得の条件が、カネカネカネカネカネーッ!!なのよ。

もしくは、その能力で国に貢献ができるような人。

・・・・・・しくしくしく・・・(/_;)
阿呆なビンボー人はお呼びじゃないってことよね・・・・・・。


腐人もどっちかっちゅーと税金払うのキライな人だから、
非居住者になれば、こうなってこうなってこうだよな、
って絵は、わかる。


ただ、これを本当にやろうと思ったら、
日々、自分が関わってる国の情勢を監視せんならんよね。
それこそ、裁判の判決に至るまで。


どういうことかというと、
このPTである非居住者への課税ってのは、
ちょくちょく裁判沙汰になるのね。

有名どころでは、ハリポタの訳者さんとか、武富士とか。

裁判なんて、裁判官で判決変わるから、
こうしておけば絶対大丈夫なんていえないけど、
でも、それぞれの判例で、
なにがダメとみなされ、なにはヨシだったのかってのを
随時研究し、都度都度自分の状況を修正してかねばならない。

わかる方は、これでわかるような気がしますが、
この辺、これ以上は書きませんので、
ご興味ある方は、ご自分で調べるか、本書をお読みください。


それに、自然災害からの回避なんてぇと、
こないだの震災で、危険地域の世界地図がガラリと書き換わった。

地震、津波、そして原発事故のリスク。

それこそ新興国といわれる国々は、成長に必要な電力を補うため、
原発の建設計画が次から次へとなされている状況だ。

もしPTの目的がこれならば、
各国の自然災害発生リスクと原発建設計画にあわせて、
自分のフラッグ(上記に書いた5ないし6の国のこと)の見直しが迫られる。


法の面でもそうだ。

腐人もこの本読んで初めて知ったが、
スイス銀行といえば、厳格な守秘の代名詞だったが、
今、それがもう崩壊してるという。

かねてより外圧はあったのだが、
2009年にとうとうOECDやG20の圧力に負け、
スイス連邦銀行法第47条および刑法273条、
民法27、28条でがっちり守られていた秘密保持が喪失した。

結果、他国同様、税務当局からの調査に応じて
情報開示するようになってしまい、
また、元銀行員からの情報漏えい事件などもあって、
スイス銀行がもっていた競争優位性は消え、
その他大勢となんら違いのない銀行となりはてた。
過去の栄光は、見る影もない。

って、言い方すると、
脱税を奨励すんのか!今ある姿こそがあるべき姿だろう!
と言われそうだが、
腐人としては、この話はかなりショックだった。

別にスイス銀行に口座をもってるわけではないんですが、
犯罪小説とか警察小説ではね、
スイス銀行ってのは、特別な存在だったの!

夢っちゅーか、ロマンっちゅーか、憧れっちゅーか、
腐人にとっては、萌えの対象だったのよー!!!

しくしくしく・・・(/_;)
あのどんな情報も漏らさぬ鉄壁が崩れたら、
これからの犯罪小説はどうなるのかしら?

・・・って、腐人の心配はそっちかい。


と、ちょっと話はずれちゃいましたが、
このPTという生き方を選んだら、のほほーんとしていける、
わけではないのだ。

むしろ、これまでは
自分が生まれた国のことだけ気にしてりゃーよかったのが、
地球規模で情報収集し、どうなってるのか、
常に追われまくることになる。


うーん・・・腐人はそこまで勤勉じゃないなぁ・・・。


そういった苦労は厭いません、
むしろ、国なんてもんに振り回されるほうが我慢ならん!
っちゅー方は、この本読んで頑張ってください。

腐人は、読んでるつもりがグーグーグー
の連発だったんで、
途中からナナメ読みに切り替えましたが、
PTに興味があって、知りたいという方には、
とても参考になるし、おもしろい本だと思います。

最後に参考までに書誌情報。

『終身旅行者PT 資産運用、ビジネス、居住国分散-国家の歩き方徹底ガイド』 木村昭二


追記

たまたまNHKで「アクロス ザ ボーダー」という
国境の番組をやっていて、
「ジブラルタル」が取り上げられていた。

タックスヘイブンとしても有名なので、
興味をもってみていたのだが、
今でも英国とスペインの間で話し合いがもたれており、
40年程前には、突然、欧州側の国境封鎖にあったりしたそうだ。
※16年継続

そんでも人はたくましく生きてたわけだが、
安穏な地ってのはないんだなーと思ったデス。
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[ 2013/07/03 ] 腹黒読書録 | TB(-) | CM(-)
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