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『はだしのゲン』の図書館戦争

リアルがフィクションに追いついてきたなぁ・・・
ってのが、この件に関する腐人の第一感想かなー。


『はだしのゲン』は、
大人になってから読んだはずなのだが、
どーにも覚えてるのは、
占領下、生きるために
アメリカ兵に身体売ってたお姉ちゃんのエピソードのみ。

・・・なんでだ(~_~)?

むしろ、「原爆の」という意味では、
腐人の中では
『ガラスのうさぎ』『北の天使 南の天使』
といった小説の方が強い印象があるのだが、
やはり「マンガ」という視覚に訴える表現であるがゆえに、
槍玉にあがったのかなという気がする。

でも同時に、マンガであったがゆえに、
世界中で読まれたってのもあると思うが。


とはいえ、一介のマンガ読みとして
『はだしのゲン』をどう思うかといわれると、
あれは軽い気持ちで読めるもんじゃない。

戦争というものに、
原爆というものに、
問題意識をもって初めて読めるもんじゃないのかなぁ。

読みやすいイマドキマンガでもないし。



ただ、今回、木原音瀬さんがリツイートされてて、
初めて知ったのだが、世界では、こんな感じに読まれてるらしい。

レイナ・テルゲマイヤー作
「9歳のアメリカ人少女がはじめて『はだしのゲン』を読んだとき」
http://lafs.hatenablog.com/entry/2013/08/18/005556

なるほどね。

ただ、同時に、イスラエル政府の元高官が、
「日本による侵略行為の報いだ。
 独り善がりの追悼式典はうんざりだ」
とも言ったっちゅーニュースもあり。

結局は、何をしようと、何をしまいと、
100%の賛同も、100%の非難もありえないのだ、この世の中は。

ゆーやつは、何やったって文句ゆーし、
ゆわねぇやつは、何やったって無関心。


なので、腐人としては、
『はだしのゲン』の取り扱いについて、
が問題ではなく、
責任回避の役人根性と、日本人の傍観者効果が問題だと思ってる。

これが諸悪の根源でしょう。

先日取り上げた『医療にたかるな』にもあった責任回避だが、
あそこでは医療を問題にしていたので、
あとで医療過誤だと、医療ミスだと言われないように、
CTとっとけ、入院させとけ、点滴うっとけ、とりあえず手術しとけ
と、なってる現場を批判していた。

今回も恐らくそうだろう。

声高に叫ぶ一部の人がいて、
「言われたから、なんかしらせんといかん・・・」
ただ、それだけのために動く。

元々が、なんの考えもなく言われたからやってるだけなので
恐らく、批判されはじめたら、すぐ撤回になるんじゃないかな?

※この行為が図書館の自由を制限するものではないか
 とかってな調べをした、とゆーかもしれんが、
 論点はそこじゃねぇのだ。

 教育者として、この反戦、反原爆を訴える本を
 子どもが、あえてオーダーしないと読めない状況にすることが
 教育として正しいか、間違っているか、
 自分の首をかけて、こうだと言い切れるのかってこと。

 腐人には、そこまで腹くくってるとは思えない。



なんなんかなぁ、この思考停止な状態。
腐人は、官の何がむかつくって、
これが一番むかつくのだ。

腐人は明治という時代はあまり好きじゃないが、
それでもあの時代の役人さんたちは、
もっともっと自分の頭で考えてたと思うよ?


いかんいかん、論点がずれてきた。

ただ、公務員の行動原理がこういうもんだとわかれば、
対処の仕様もある。

扇動といわれるとイヤなんで、
具体的なことは書きませんが。



そして、もう1つ、この件で問題にすべきは、
『図書館戦争』でもあったけど、
こういうことをやろうとしている人がいるってこと以上に、
こういうことが行われようとしていることに対する、
日本人大多数の無関心だと思うな、腐人は。

前に腐人が大噴火していた東京都の図書規制。
西に住んでる友人に言ったところ、
「こっちじゃ全く話のネタにもなってないよ」。

いじめも、虐待もそうだけど、
被害を訴えかける相手が不特定多数になるからこそ
「私がやらなくても・・・」と見て見ぬ振りをする無関心さ、
いわゆる傍観者効果、
実はこれほど性質が悪いもんはないんだよね。


昔、心理学の講義でならった
キティ・ジェノヴィーズ事件。

暴漢に襲われ、助けてと悲鳴をあげてる声を
周辺住民の多くがきいてるのに、
誰かが通報するだろうと、放置され、
彼女は亡くなった。

社会心理学で傍観者効果が研究されるきっかけとなった事件だが、
これ以降、よく言われるようになったのが、
「相手を指定して助けを求めろ」
ということ。

「誰か、助けてください」
だと、
「自分がやらなくても・・・」という意識が働くが、
「そこの学生さん、助けてください」
といわれれば、やらざるを得なくなってくる。

また、この心理については、
仮に行動を起こした時、
その結果に対して周囲からのネガティブな評価を受けるのでは?
という思いから、
積極的な行動を回避したがる傾向があるという。

あら、これって、責任回避の役人根性に通じるじゃん。

というか、
見てみぬふりができず、注意したら撲殺された
なんて事件が起こるようになってしまって、
社会全体が、この傍観者効果を促進させてるような気がする。

どうしたらいいのかな。

腐人はこれに対して、こうすれば?という案を
まだ持つに至らないが、
とりあえず、自分が看過できないことに
声をあげていくしかないのかな、と思っている。

他の誰でもない、自分に恥じないために。


ちなみに、腐人は上記に書いたように、
『はだしのゲン』は問題意識をもって読むべきもんだと思うので、
中学入学までに読むべき課題図書として全児童に読ませるか、
図書館のテーマ展示で最低でも年に1度は展示するか、
そのんがいいんでは?という気がする。

だいたいね、
こーゆーのを「臭いモノにはフタ」って隠したとしてもね、
現実に戦争が起これば、
目の前で人が殺される日常になるのよ。

だからこそ、戦争をしてはいけない、
したらこんなにひどい現実が起こるんだってことを
常日頃から教えていくことこそが、教育じゃねぇの?

このマンガを残虐だという人たちは、
リアルならばいいとでも言うのだろうか?
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[ 2013/08/19 ] 腹黒日記&読書録 | TB(-) | CM(-)
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