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或るアホの一日 HOME > 腹黒読書録 > 『自殺って言えなかった。』について
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『自殺って言えなかった。』について

本日は、「記憶に残る完結漫画」はお休みです。

ま、このブログの連載が
連載のくせに続かないのは、お約束。

でも、このテーマは、まだまだあるぞ!なので、
明日、とは言い切れないけど、またやります。



で、今日の本題に入る前に、
ちょっと引っかかった話をちろっと。

これはこれは別立てした方がいいような気もするが、
ま、いっかー。

最近、よくニュースになってる、
バカ者な若者のおふざけ写真投稿→炎上→閉店や冷蔵庫入れ替え
となる話のことなんですけどね。

まぁいろんな人が考察をあげてるんだけど、
そのうちの1つに

「低学歴社会」というのが存在して、
そこに属する人たちには「うちら」の世界という共有幻想があり、
その世界ルールでみれば、
こんなの笑って終わる話なのに、何いってんの?と。

彼らは、自分たちがやったことに対して、
理解そのものが全くできてない、

ってなのがあった。

大筋は、腐人もそうじゃないかと思うが、
ひっかかったのは、「低学歴社会」というところ。

言葉が露骨とかそういうんじゃなく、
腐人はこれ「学歴」じゃないと思うの。

だって、この発端になったともいうべき
USJの営業妨害ってさ、
あれ、神戸大生だよ?
一緒にいたのは、関西外大生に同志社大生。

これ、低学歴ですか?

このランクは、規制緩和で星の数ほど増えた大学の中でも
上から数えたほうが早い位置にいると思うんだけど・・・。

今日のニュースにあった
居酒屋のキャベツは、近大生だった。

世界の食卓を救うとまでいわれてる
養殖マグロが泣くぞ?


ま、マグロはともかく、
これさー、腐人もこの問題については、
「世界」というか、「社会」というか、
ある種の集団、という捉え方で考えるのが正しいと思うが、
する人としない人の境界線を、
「学歴」とするのは違うと思う。

「社会性」?
うーん・・・あんま使いたくないなぁ・・・。
ってのも、この言葉そのものが揺らいでるから
これ使っちゃうと、像がぼけちゃう気がするんだよな。

うーんうーんうーん・・・
あえていうなら、
境界線の基準は「客観視点、他者視点を持ってるか」か?
それがある人はやらないし、欠落してる人はする。

日本は「恥」の文化だと、
昔はよく言われたが(今はいえねぇなぁ・・・むしろ無恥の文化?)、
「恥」ってのは、他者視点があって初めて生まれる感情で、
それがないからこそ、
己の無知無能っぷりを自慢する
あんな恥さらしな写真を公開できるわけでしょ?

もし、ちゃんと客観視点、他者視点をもってたら、
ネットはメディアだ、
だから書いていいことと悪いことがある
ってことも、わかるはずだし。

ちょっとこれ以上やったら
今日のテーマに入れなくなるんで、
ここで切りますが、
「低学歴社会」じゃなくて「低脳社会」、
ってほうが、腐人はすんなり腑に落ちるな。
言葉としては、もっとどぎつくなるが。

で、そこに
上から数えたほうが早い大学の大学生がいると。

これが今の日本なんだよねぇ・・・・・・(-_-;)
長生きは、すまい。


余談だが、腐人がこの問題で、最も嘆かわしいと思うのは、
あれを「笑い」と思ってるってとこだ!

アホかー!!!
こんなもん、笑いでもなんでもねぇ!!

こんなのを「笑い」だと思われてるとしたら、
今、「笑い」がどんだけ質の低下を起こしてるのか、
ぞっとする。

恐らく、いじめとかいじりとかも、
この延長線上にあるんだろなー・・・。

今、生まれたんじゃなくて、よかった。





では、本日の本題にまいりましょう。

まずカウント。

(854)一般本 『自殺って言えなかった。』 自死遺児編集委員会あしなが育英会

この本は、親が自殺した子らの文集が元になっていて、
その文集を読んだ、
同じく自殺で家族をなくした人の感想とかを
その文集の原稿にプラスして1冊の本にしたものだ。


今の日本は、年間自殺者が3万人ほどおり、
遺児ともなればその3倍はいるとみられてる。

この数は、交通遺児の4倍になるという。

腐人にしてみりゃ、その原因が、
交通事故だろうが、自殺だろうが、災害だろうが、病気だろうが
遺児は遺児だろう、って気がするんだが、
世の中の人の中には、そうじゃないらしい人もいるらしい。

募金活動をしていて、
自殺遺児がいるならやめる、
という方が実際にいらっしゃるんだそうで。

ふーん・・・。

こないだの婚外子違憲裁判同様、
子どもに罪はなかろうに・・・
と、腐人は思うけどね。


でも、この、親の喪失原因ってのは、
自殺か、そうでないかで
遺児のその後において、かなり違いがある。

特に精神面で。

まー確かに、自殺は他の死と違って、
周りの人間に与えるダメージは大きい。

それは、わかる。

というのも、腐人自身、
家族を自殺で亡くしたことはないが、
10代半ばからこの歳になるまでの間に
近しい人を、自殺や、ほとんど自殺に等しい死で
何度も亡くしているからだ。

だから、自殺された後、
「どうして」を繰り返してしまったり、
自分のあのときの
あの態度が、あの言葉が悪かったんじゃないかと
思い悩んでしまうのは、知っている。

いくら考えても答えはでないんだけどね。

ただ、腐人の経験は、あくまでも近しい人であって、
生計を一にしてる人じゃない。

だから、大黒柱を失って、金銭的に苦しくなり、
「なんで自分だけがこんな目に・・・」
と思うようなことの経験はない。

なので、自殺遺児の気持ちがわかるよ、とは言わない。

まぁそれに、つくづく思うけど、
こういうものの感じ方ってのは、
人それぞれ千差万別だ。

だから、その人の気持ちってのは
その人にしかわかるもんじゃない。

わかった気になるのは、ただの錯覚だし、
その人が言葉を選びに選んで、
あふれるほど言葉を費やしまくって
自分の気持ちを表現し、
そこで、ようやく他の人にとって
「もしかしたらこういう気持ちになってるの・・・かもしれない」
レベルになるのがやっとだ、ってのが現実だ。

なので、自分は隠し事だらけのクローズ状態でさ、
わかるよ、とか言われて腹が立つってのは、
アホかいな、ってのが腐人の意見。

甘えてんじゃないよ。

この世にはエスパーはいないんだから、
わかって欲しければ、
まず、素の自分をさらけだしなはれ。

それによって傷つけられるかもしれないけど、
他人にわかって欲しいなら、それは必然の代償だ。

100人のうち、半分が
ちょっとでもわかってくれたら御の字だってことを
知らなきゃいけない。

ママが絶対な世界で生きてる幼児じゃないんだから。

それが耐えられないなら、
他人にわかってくれ、を求めてはいかん。

しょせん、人は一人で生まれて死んでいく者。
他人とまじわることをよしとせず、
一人で生きてくっちゅー選択もありなんだよ。

ちょっとキツいことゆってますが、
それをできるようにならないと、
この厳しい現実社会を生き抜いていけない。

人として、ちょっとやそっとのことでは倒れない
しっかりした根っこを張りましょうよ。
自分を哀れんでばかりいないで。


彼らの文章を読んでると、
自殺をする人は弱い人だと言われることに
ものすごく抵抗があるのがわかる。

腐人は、自殺をする人は弱い人ばかりとは思わないが、
自分をさらけだすことがうまくない人が多いとは思う。

例えばさ、
「え?腐人って腐女子なの?
 いい歳して、みっともなくない?」
とか言われても、
「別に。それが何か?」
この台詞、いえないでしょ。

ま、面と向かって腐人にこの台詞をはくときは、
立ち直れないほど
ボロカスに言われる覚悟をしてきてね♪だが。


借金問題で、というのが何人かいらっしゃって、
そのうちのどなたかが、
亡くなった後で、親戚だかが、
「自己破産すればよかったのに」
というのを聞いて腹が立ったとあるが、なんで(~_~)??

自分のことを客観視して、
現実的に冷静に処理できてたなら、
返しきれないほどの負債を負ってしまった場合、
自己破産するのは、当然じゃない?

そういう道をちゃんと社会は用意しているんだから。


それを選択されなかった理由はわからない。

その知恵や知識がなかったのか、
弱い自分をさらけだす勇気がなかったのか。
他に何か理由があったのか。

でも、できるのにしなかったのならば、
親戚や社会を恨むのは、
お門違いというもんだろう。

そこはちゃんと認めなきゃ。
そこを捻じ曲げちゃうと、
ちゃんと理解できなくなるよ?



ただ、この辺は、子どもだったら知識がない。

自己破産=なにもかも失う、とか
思ってるかもしれない。
それは違う。

そこはちゃんと調べなきゃ。

ってかね、今の日本、
むしろそういう人たちのが厚遇よ?

むちゃくちゃ生活して腎臓を悪くし、
透析患者となれば、障害者となるので、
そのあとは働かずとも生きてけると、
もらった給付金でパチンコしてる大人とか、
ワーキングプアとなってるよりも
多くのお金をもらってる生活保護者とか。

このぐらい、ずうずうしく、ふてぶてしく、
かつ、悪知恵がもてたらいいんだが。

まぁ、そうじゃないから、
父親をけなされたように感じて、
反感を覚えるのかねぇ?

腐人はもっと世界を広げなはれ、といいたいな。

視野を広くとり、自殺した親はもちろん、
自分自身の姿をも、他者の気分で外側からみてみたら、
たぶん、世界が変わってくると思うんだがなー。


誰かが書いていたけど、
死因を自殺といえないと思っていたその奥には、
自分自身が、自殺に対する偏見をもっていた、
ってのは、その通りだと思う。

よく気付いたね。

たださー、こーゆーっちゃぁなんだが、
周りの大人がいかんわ。

だからこそ、こういう事態になったんだろうが、
自分では、なーも考えず「世間がそうだから」と
結婚し、出産し、自殺を隠し。

挙句の果てに、その価値観を、
理由の説明もなく子どもに押し付ける。

腐人は大嫌いです、こういう人種。


腐人が親ならどういうかね。
今なら、こう言うかな。


お父さんが選んだ自殺という死に方は、
社会においてはやってはいけないこと、とされている。
なぜなら、それをするのを許すと、
社会が崩壊するから。

社会ってのは、少しの踏みつける人と、
たくさんの踏みつけられる人でできてるネズミ講だ。

だから、踏みつけられるのがイヤで、
死んだりして逃げる人を卑怯だと
ののしるようになっている。
お父さんが選んだのは、そのののしられる道だ。

そりゃそうだよねぇ、
お父さんがいなくなったとばっちりは
自分たちが食らうんだし、
お父さんはうまいこと逃げたけど、
自分たちはその踏みつけられる生活を
これからもやってかなきゃならないんだもん。

だから、あなたたちのお父さんが自殺で死んだというと、
悪く言う人が、たくさんいると思う。

それがイヤなら、
ウソをつくなりしてごまかしなさい。

ウソをつくほうがイヤなら、
悪口に耐えるか、戦うかしなさい。

どちらを選ぶかは、自分で考えて決めなさい。
これは私の人生じゃなく、あなたの人生なんだから。



腐人はさ、
こういうことで痛い思いをするのも、苦しい思いをするのも、
他でもない自分自身じゃん。

だから、言うも言わないも、自分で選べ、と思うんだ。


でもって、その先の生き方も、
自分で考えて決めてくれ。

結婚をする、親になるってことの責任を、
そのもつ意味を、
本当に心のそこから理解して納得して、
腹をくくってから、やってくれ。

流されて、なーも考えずに結婚し、親になり、
耐え切れず途中で放り出すと、
遺された家族がどういう思いをするかは
他でもない自分が一番よくわかってるでしょ?

まっとうできる自信がないなら、
結婚も、親になることも「しない」って選択肢があることを
覚えていて欲しい。

国なんぞ、社会なんぞ、どーだっていいのよ。
大事なのは、自分はどう生きるか、だ。

覚悟がないまま流されるのだけはやめてくれ。



これまた誰かが書いてたんだが、
その子は、「自殺を肯定できない」ってゆってたのね。

でも、腐人は逆。

腐人は近しい人に自殺をされて、
その回数を重ねるごとに、
自殺を否定できなくなってった。

なんでかというと、ここでは何度も書いてるけど、
その人の苦しみを、腐人は代わってあげられないから。

代わってあげられないのにさ、
生きるのが苦痛な人に生きろと言うのは、
傲慢だと腐人は思うの。

その人に苦痛が続いていても死なないで欲しいと思うのは、
こっちの自己満足じゃない?

自分ができることの限界値を知って、
腐人はそう思うようになった。

そう、人にはやれることとやれないことがある。

特に精神疾患を患った人には、
これ以上は無理、という線引きをしないと、
こちらの人生まで、狂わされる。

よく、じゃぁ病院、っていわれるんだが、
精神疾患で病院にかかることは、
デメリットも大きいって知ってます?
薬の過剰投与で、より悪くなることだってあるんだよ?

そういうことを考えると、
その苦しみから自殺という手段で逃れることのどこに
謗られなきゃならない理由があるのか、
腐人はわからなくなる。

それこそ精神疾患にならないきゃよかった、だろうが、
好きでなる人なんかいないだろう。

自分ではどうしようもないところがあるのにさ、
死ぬなって、腐人は言えない。
言う資格を持ってないと思う。

だから、腐人は自殺を否定したくない。

ただ、遺される人のことをちょっとでも考えてくれるなら、
遺書を書いてほしい。

せめて、あなたたちが原因で死ぬわけじゃないんだ
ってことだけでも。




ここに手記を寄せた子らのほとんどが
思春期に親を亡くしている。

自分を一番コントロールできない時期だから、
これをゆーのは酷かもしれないが、
自殺に限らず、人はいつ死ぬかわかったもんじゃない。

だからこそ、明日、この人がいなくなっても
自分の言動を悔やむようなことがないように
人と接してって欲しいのだ。

それ以外、できることはないと腐人は思う。


あとさ、
社会が変わればってよく書いてあったんだけどさ、
それちょっと違うんじゃない?と腐人は思った。

だって、今だってあるんだもん。

相談先としていのちの電話だとか、
自己破産の道だとか。
弁護士や税理士の無料相談だって、
探せばあちこちにある。

そやって自分の知恵だけじゃ足らないところを
補うことは、やろうと思えばできるのだ。

会社だって、
余力のあるうちに終わらせるって選択あるんだよ?

家族や親友に相談してくれたら、ってあったけど、
見知らぬ第三者の方が話しやすいってことあるっしょ?

だからちゃんとそーゆー場所を、社会は用意してあるの。
なのに、選ばなかったのは本人だ。

もう少し、自分を客観視できてれば、
余裕があれば、よかったのかねぇ。


なんでも話せる家族だったら
家族に相談でもいいと思うけど、
結局それだって、まずは本人が、
「俺は男だから弱音を吐いちゃいけない」とか
「弱いところはみせちゃいけない」とかの
プライドっちゅーか、こだわりっちゅーか、
それを捨ててくんなきゃ、
「なんでも話せる家族」にならん。

ね?
こうやって突き詰めてくと、
これは社会の問題だと思う?

その人自身が変わろうと思えば変われたのに、
変わらなかった。

だったら、個人の問題じゃない?


まー腐人も「社会が悪い!」をゆー。

でもそれは、イコールとして、
社会っちゅー実態のないお化けに責任転嫁することで、
自助努力や思考を停止することを意味するから、
これ以上考えるの面倒くせ、と思ったら、
腐人は、そう叫んでるな。


ぶっちゃけたこと言えばね、
自分の考えてることを実現するための金が欲しいなら、
社会を変える必要がある。

例えば、レインボーハウス建設とか。

でもそうじゃない、
ただ自殺を減らしたいというだけなら、
自分を変えて、
父親のときは見逃してしまった、
助けてのサインを見逃さないようにしていく。

そんでいいんですよ。

それを続けてくとね、
波紋のように広がって、
自分の周囲が変わってく。

それはいずれ「社会」や「世間」ってもんまで
変えてく波になるかもしれない。

自分が変われば、相手も変わる、で、
まずは、自分から、じゃない?

そーゆー意味で、
つどいで自分史を語ったこと、
文集をだしたこと、
実名を公表したこと、
講演などの活動を続けてくこと、
これで十分すぎるぐらい、
自殺を減らすためにできることを
やってると思うけどな、腐人は。



どうでもいいが、この本を読んで、
すごく気になったことがある。

それは、全員が、父親の喪失だったこと。

そりゃま、男の自殺のが多いから
そうなんだと言われればそうだが、
そうじゃなくて、
「母親の自殺は父親の自殺以上に言えない」
となってないか?

父親以上に、
恥ずかしいこととして、隠されてないか?
なかったことにされてないか?

そこが気になった。

腐人の周囲では、女性の方が多いんだけど。

以下、読書録。

●10日
(855)BL/ルチル 『言葉にならない』 椎崎夕
  ふむぅ。

  どーなんだろねぇ、
  恋愛に限らず、続くもんは続くし、
  終わるもんは終わる気がするが。
  寿命だってそうだしよー(~з~)

  っちゅーたら、話が進まんやろが!

  個人的には、元彼が隣にいるってだけで
  パスしたいとこだが、
  そこはこだわりないんだろうか・・・。

  マグカップより
  まずさ、お引越ししませんか?

(856-859)マンガ 『RED 11-14』 村枝賢一
  お話も大詰めにむかってきましたが、
  1個ゆっていー?

  腐人、西の方の言葉は大概わかると思っていたが、
  正直、こんだけなまられると、
  なに言ってんだか、わかんねぇ。

  ふと、井上ひさしさんの「國語元年」を思い出した。

[ 2013/09/11 ] 腹黒読書録 | TB(-) | CM(-)