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『エンバーマー』について

まず、カウントからいきますかね。

(968)一般本 『エンバーマー 遺体衛生保全と死化粧のお仕事 心とご遺体を修復するために僕がしてきたこと』 橋爪謙一郎

BL読みでエンバーマーといえば。

言わずもがなだが
木原音瀬さんの『吸血鬼と愉快な仲間たち』

新刊はいつ読めるのかなぁ。
久しく読んでないなぁ。

あ、これは独り言なんで気にしないでください。
つい、こぼれちゃっただけ、てへ
   ↑
  わざとらしい!


ま、新刊の話はさておいて。

エンバーミングってわかります?

端的にいえば、ご遺体を修復し、消毒・殺菌・防腐処理をして、
保存期間をのばす行為だ。

本書のなかであったアメリカの話で、
10年以上前になくなった奥さんを墓から掘り起こし、
火葬して遺骨を海にまいたってのがあるんだが、
掘り起こしたら、ついこないだ亡くなったかのような
状態だったらしい。

※なんで墓から掘り起こしたかは、
 あまりにアレなんで書きませんが、
 ご興味ある方は本書をどうぞ。


へー・・・。
まー土の中なら、空気も通わない冷暗所保存だもんねぇ。


ただ、火葬が主体の日本では、
亡くなってから数日内に火葬されるため、
あえてご遺体にメスをいれるってことは、
あまりなされてこなかった。

あまりにひどい状態なら、
棺をあけずに葬儀をおこなったり、
一部を覆ってみてもらう、
ということが行われてきたと思う。

腐人の経験では、
火葬を先に済ませたというのがあったな。


ご遺体にさわるというのも、
あまりなされてこなかったと思うのだが、
どうだろう。

映画「おくりびと」を思い出すと、
田舎の自宅葬儀の場合は、布団に寝かされて、
皆がさわれるようになってたが、
最近の葬儀会館での葬儀だと、
棺にはいった状態で葬儀だよなぁ。

その場合は、最後に棺の周囲に花などをいれるときに
覆いが取り払われて、ちょっと顔をさわれる・・・
ぐらいじゃないのかなぁ。

腐人自身は、ご遺体は、
もう「遺体」という「もの」になってる気がしてるので、
基本的に触りたいとは思わない。

むしろ、放置してたら腐るものだから、
早く燃やしてしまえばいいのでは?
っちゅーところだなぁ。

腐人にとって「死」をうけいれるって、
ご遺体という有機物とは関係ないとこにあるのでね。

だから、正直なところをいえば、
エンバーミングの必要性って、
これまで感じたことはない。

だから、自分が死んだときにやってほしいと思わない。
むしろ見られるのやだから、さっさと燃してってとこかなぁ。

仮に旅先で死んだとしても、
搬送費もかかるから骨にしてくれていいよと思う。

正直、お葬式にいったときも、
ご遺体の状態より、遺影の顔のが気になるかなぁ。

というのもね。
忘れるんですよ、人は。
どれだけ忘れたくないことでも。

だからこそ、仏壇に飾って、
なにかっちゃー見る遺影のが大事だと思ってる。

何度も何度も見返す遺影こそ、
その人らしい顔を使ってほしいと思うし、
それを覚えておきたいと思うんだが、
まぁこの辺は、個々人の死生観とか、その亡くなり方で
違ってくるんだろなー。


間違いなく、腐人の考えは一般的大多数ではないので、
こーゆー考えの人はあんまおらんと思うけど、
でも、現在の日本でも、
エンバーミングはあまり一般的に浸透してるとはいえない。

本書が発行された2009年の話になるが
亡くなった方の1%が
エンバーミングをうけてるらしい。

これを多いとみるか、少ないとみるか。

腐人は、そんなにいるんだ、と思ったな。

ってのも、今の日本できちんとした
エンバーミング技術を持ってる人ってのは
恐らくそんなにいない。

橋爪さんはアメリカでライセンスを取得され、
帰国後、日本におけるエンバーマーの育成を行っておられるが、
2年間の全日制の教育に加え、認定試験を行って、
その合格者をエンバーマーと認定するシステムを作られたが、
1学年が10人足らず。

それが2003年から、関東と関西の2箇所でやってるから、
日本で200名いるかどうかというとこだろう。

一人が1体の処置をするのに、およそ3時間。
これは標準的なご遺体の場合だ。

事故や事件、闘病の末ともなれば、
思わぬところから液がこぼれたり、
損傷の状態によっては、修復に時間がかかるだろう。

ちなみに薬物中毒死の場合は、
腐敗が通常より早いんだそうで。

そーゆー損傷がひどいものになれば、
もっと時間を要するだろうし、
そゆこと考えたら、死者全体の1%でも、
これだけの人数でやるとなれば
かなりお忙しいんではないのかなぁ。


ところで、エンバーミングって、
具体的にどーゆーことするかって、
本書を読んで初めてしったんですが、
かなりの手間暇をかけるもんなんですね。

当たり前だが、亡くなってるので、薬剤を流し込む切開を行った場合、
その傷は、自然にくっつくことはない。

そういった傷を全部きれいにふさがなきゃならんのだ。

それよりなにより、
事前の消毒がこんなになされるもんだと思ってなかった。

腐敗防止という意味だけじゃなく、エンバーミングすることで
ご遺体にふれて、お別れをするようになるため、
ご遺族がご遺体から何かに感染することを防がなきゃならんのね。

生きていれば、免疫が働いて押さえ込まれてる常在菌が、
ご遺体になった途端、我が物顔でのさばる。

それを殺菌消毒しないまま触ったらどうなるか。

言われてみたらそうだよなぁ、
まずきれいにせんとだよなぁ…なんだが、
そんなに危険だと、正直思っていなかった。

あと、内蔵の処理も気になってたんだが、
内蔵は内蔵用の薬剤があるんですなぁ。

そんでもってもう一つ気になってるのが、
体液や残留物。

ここらはあまり言及されてなかったが、
大変であろうことは想像に難くない。

なんでもそうだが、現実は大変だ。


でも、だからこそ、
エンバーマーであることに、その仕事そのものに、
自分なりの思いというか信念や誇りのようなものをもってないと、
橋爪さんがアメリカで最初にいった葬儀社
ダフニー葬儀社のようになってくるのかもしれないな。

腐人はこーゆー葬儀社に頼むぐらいなら、
葬式なしでいい…(-_-;)と思ったぐらいだ。

詳しく知りたい方は、本書読んでね♪


そういや、暁はアメリカでライセンス取得したから
まさに橋爪さんと同じ道を歩んだんだろうが、
かなり大変ですね、これ。

まずエンバーマーの受験資格を得るための1年間の授業、
当たり前だが、All英語だ。
腐人はこの時点でパス!!

それから全米国家資格の「フューネラルディレクター」の
国家試験がある。

試験に通ったあとは
各州の条件で違うようだが、
基本的には州の学科試験にパスしなければならず、
その後2年間、スーパーバイザー(指導エンバーマー)の下で
葬儀全般に関する実地訓練、
アプレンティスシップっちゅー丁稚奉公をしないと
ライセンスがもらえないそうだ。

でもって、州によっては国籍が米国籍じゃなきゃダメとかあって
よくがんばらはったなぁと思う。

ただ、この辺の仕組みをきいてて、
オステオパシーと似てるなぁと思った。

オステも、日本では国家資格ではないが、
英米では、それこそ解剖学から学び
ライセンスを取得しないとならない。

こちらも今では日本で学校が存在するが、
開拓者だった方々の苦労を思うと、
その恩恵を享受してる身としては頭が下がるばかりである。


ところで。
この本は2009年発行なので、福知山線の事故への言及はあるのだが、
311の震災のときはどうだったんだろう。

腐人が知らないだけだと思うんで、
いつか、知ることができたらいいなぁ。


以下、読書録。

●10日
(969)マンガ 『トルコで私も考えた 1』 高橋由佳利
  おー!やっと1巻到達!

  すごい!まだ結婚すらしてないぞ。
  っても、旦那様は1巻からご登場だが。

  これ、かれこれ21年前か?
  なので、今のトルコとは、ずいぶん違う状態だろなー。

  ってか、シリアの話がでてたが、
  今は・・・だもんなぁ。

  考えてみると、腐人もこのぐらいんときに
  トルコやシリアにいったな。
  羊肉と、ただ甘いだけのスイーツはパスだったが、
  確かに、野菜や豆はうまかった。

  あ、そんで思い出したが、
  2巻だか3巻だかで、新生児にはちみつ食べさせるってあったが
  あれはやめておいたほうがいい。

  はちみつって、蜂があつめてきたものそのままだ。
  加熱されたり、加工されたりしていない。

  だから純だといえば聞こえがいいが、
  実態でいえば、花についてた農薬も
  そのまま一緒に蜜になってるってことだ。

  ってか、その、花の残留農薬のせいで
  今、世界中でミツバチの大量死が生じてるんでは?
  といわれてるぐらいで、
  たしか『理系の子 高校生科学オリンピックの青春 』 の中に、
  その危険性を警告した研究があったはず。

  だから、それを新生児に食べさせるってのは、
  はっきりいってよろしくない。

  はちみつ本体に注意書きがあるんだが、
  トルコでは今でも食べさせてるんだろうか・・・。


  このシリーズ、未読はあと、トルコ料理屋編のみとなったが、
  読む限り、トルコ料理は大変うまそうではあるが、
  その結果があのふくよかさなら、
  腐人は和食がいいな・・・。
[ 2013/10/11 ] 腹黒読書録 | TB(-) | CM(-)
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