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『サイコパス 秘められた能力』について

まず、カウントからー。

(1134)一般本 『サイコパス 秘められた能力』 ケヴィン・ダットン、小林由香利

「サイコパス」といわれて、
「ああ。あれね」と思う人は、どんくらいいるんだろう?

腐人は、殺人鬼とか、犯罪録とか読むの好きなんで
「ああ。あれね」のクチなんだが、
そーゆーのダメな人は、よくわからんのかな?

そこからしてがわかんねぇや。

こーゆー場合は、ウィッキーにきくべし。

「精神病質(英:Psychopathy、サイコパシー)とは、
 反社会的人格の一種を意味する心理学用語であり、
 主に異常心理学や生物学的精神医学などの分野で使われている。
 その精神病質者を英語でサイコパス(Psychopath)と呼ぶ。」
by Wikipedia

まーよく知られてる辺りでは、
『診断名サイコパス―身近にひそむ異常人格者たち』
『FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記』

とかか?

ん?
腐人、後者は読んだ記憶があるが、
前者はどうだったかいのぅ・・・。

っちゅーのは、どうでもいい独り言。
じゃなくって、本日の話は、サイコパスだ。

こんなタイトルばかり言われると、
「サイコパス=得体の知れない異常人」
と思うかもしれないが、
実は企業のトップだとか、聖人、スパイなどにも
このサイコパシー・チェックリスト改訂版(PCL-R)で
高得点をあげる人たちがいる。

本書は、
それら社会的に問題がないサイコパスたちの能力について
書いてある本だ。


まず最初にゆっちゃいますが、
サイコパス資質がありますか?ありませんか?
ってな二択で問われたら、
腐人は、間違いなく「ある」だ。

っても、そんな強いんじゃないけどね。
高いトコも、ネズミも、恐怖感じるほど嫌いだし。
その気質を上回る「めんどくさがり屋」資質が
行動を抑制しとるし。

ただ、傾向としてそっちだなってな
自覚はあるですよー、ちゃんと。


ちなみにサイコパス資質ってのは、
大きくゆーとこんな感じ。

1)非情さ
2)魅力
3)一点集中力
4)精神の強靱さ
5)恐怖心の欠如
6)マインドフルネス
7)行動力

それぞれのさらに詳しいとこを知りたい方は、
本書をどーぞー。


端的にいってしまえば、
社会的に問題を起こしてないサイコパスさんたちってのは
この7つのポイントの出力値を、
場面場面でコントロールできるのだ。

そのため、追い詰められた状況になっても、
恐慌をきたすどころか、
かえって瞑想してるかのような研ぎ澄まされた状態になり、
冷徹に最善の手を選び取ることができる。

一方の、殺人など問題を起こしてるサイコパスさんは、
そのコントロールが自分でできない。
そういう違いがある。


その違いは、なんなのか。どこにあるのか。

本書は、そんなのがつらつら書いてあるんですが、
以下、腐人がへーと思ったところ。


その資質を持ってる人は、
集団における弱いもの、
つまり、自分の獲物となる人を
歩き方で見分けることができるし、
さらに、人の弱いところをかぎつけるのがうまい。


・・・これ、わかる。
ってか、これ、皆わかるもんじゃないの??

腐人が好きな大手小町なんかみてても、
まさにこーゆータイプは、周囲の人につけこまれ、
搾取されまくってる。

だから、大概の人がわかるんだと思ってたんだが、
違うのかな??

でまー、わかれば、あとは簡単で。

操ろうと思ったら、
他人って、操れなくないんだよね。

腐人は面倒だからしませんが。


ただ、逆に、サイコパスの存在も
そうでない多数の普通の人たちから
「あの人はなんか違う」と気づかれる。

ま、この辺は簡単にいえば、
人の集団の中に、
人の皮かぶった羊と、同じく人の皮かぶったオオカミが
混ざってるから、当然っちゃ当然だ。



サイコパスかどうかって話で、
よくでてくるのがコチラ↓。

フィリッパ・フットさん考案の
「トロッコの問題」

『制御できない暴走トロッコがある。
 その先に5人の人が線路に縛られている。

 あなたの前にあるスイッチを切り替えたら
 暴走トロッコを違う方向にそらせるが、
 その方向にも1人縛られたひとがいる。

 どうしますか?』


っちゅーやつ。

サイコパスは、大して考えることなく答えをだし、
普通の人は、躊躇するんですと。

ふーん。

ふーんって、腐人の答えはどやねん?と、
きかれそうなんで、腐人の答えを言いますと、
まず、確認したい。

「その問題の前提として、とった行動が
 法に問われる可能性があるのか、
 それともないのか?」

ある、といわれたら、なんもしない。
ない、といわれたら、次の確認。

「縛られてる人の価値は?」

価値っちゅーとあけすけだが、
例えば、縛られてる5人は凡人で、
1人がニジンスキーや、アインシュタインなら、
腐人は、スイッチそのままで5人を轢くな。

両方凡人だったり、
一般的価値はあっても、腐人にとってどーでもよけりゃ、
スイッチ切り替えて1人にする。

いや、どっちもどーでもいいなら、
面倒だから見てるだけーの選択かも。

だって見知らぬ人が5人死のうが、1人死のうが、
そんなの日々、事件や事故でおきてるじゃん。
あれとどう違うわけ?

腐人は、そう思うんだ。


ちなみにサイコパスの特性として、
見返りがあると、俄然やる気を出すってのがある。

そーゆー意味で、縛られてる人から
「助けてくれたら、欲しがってた絶版本あげるから!」
といわれたら、
そりゃもちろん、その人がいない方にスイッチ切り替えますよ?

でもこれ、他の人もそうじゃないの??




続いて、
ジュディス・ジャービス・トムソンさん考案の
「トロッコの問題2」

『制御できない暴走トロッコがある。
 その先に5人の人が線路に縛られている。

 あなたはその線路の上にある橋にいる。
 そして、見知らぬ大男が目の前にいる。

 この男をつきおとせばトロッコは止まるはず。

 どうしますか?』


腐人の答えは、
これもまずは法に問われるかどうかの確認。

こちらでももちろん、
ある、といわれたら、なんもしない。

ない、といわれた上で、
『止まる「はず」』の「はず」がつくならやらない。

「はず」がないなら、突き落とす。

以上だな。


と、なんでこうまで腐人が
「法に問われるかどうか」にこだわるかというと、
裁判って超面倒くさいからだ。

でもって、今の法では、
「見てただけー」は、ほとんど罪に問われないが
(遺棄罪はあるが、対象が限られてる)、
下手に手を出すと、逆に罪に問われることがある。


というのの顕著な例が、こちら↓。

●1841年に起こったウィリアム・ブラウン号事件

『航海中に、船が氷山にぶつかり沈没をはじめた。

 そのため、定員7名のボートに、30名以上がのりこみ避難。
 翌日状況が悪化、ボートが浸水しはじめた。

 このままでは全員助からないと航海士が決断し、
 14人の男性が海に放り込まれた。
 
 その後助けがきて、
 放り込まれなかった人たちは助かったが、
 1年後、放り込んだ乗員が殺人容疑で起訴された。』


ってのがある。

これは本書の中で紹介されてて、
あなたがこの陪審員ならどうしますか?
ってな問いかけだったんだ。

腐人の答えは、もちろん無罪で、
裁判の結果も無罪だったんだが、
腐人としては、どっちかっちゅーと、
もしあなたがそこにいたらどうします?に興味がある。

なんでそんなことを言うのかというと、
どうして男ばかりを海に落としたのか、が、
腐人は腑に落ちなかったから。

ちなみに、最終的には
 既婚男性2人、
 少年1人、
 女性は放り込まれた男性の後を追った2人をのぞく全員
が助かっている。

これの何が問題?と思われるかもしれないが、
このボートが助かるためには
自力で漕がなきゃならないってのがあった。

それと、いつ救助がくるか全くわからないという点で
食糧の心配もあったと思うんだよな。

ってな2つの要素を考えたとき、
腐人だったら、性別で選別せんがなぁ・・・と思ったの。

腐人だったら、
「役に立つか、立たないか(邪魔も含む)」で
選別する。

きゃーきゃー言うだけで働かない女なんぞは
即ぼっちゃん。

仕切ろうと出張る男も、即ぼっちゃん。

重量ばっか、口ばっかで体力ないのも、
即ぼっちゃん。

簡単にいえば、力尽きるまでは、
黙って従順にボートを漕いでくれ、
食糧が尽きてきたら、
よさげな肉になりそうなのを残す。

腐人だったら、こーゆー選別をするけどなぁ。

まー男が多いとトラブルの元っちゅー判断なら
男から投げ落としてく理由としては
わからんでもないんだがねぇ。


ま、腐人の選択はともかく、
サイコパスは、こういうときに、
情に流されることなく即決し、実行する。

その決断力と行動力と鈍感力が、
企業のトップや外科医、弁護士などのビジネスに向いていて、
これらの職業において、
サイコパス資質が高い人が多くみられるという。



ところで、コロッと話が変わりますが、
サイコパスと反社会性人格障害(ASPD)
の違いってわかります?

刑務所にいる人の多くは、ASPDなんですが、
ASPDならサイコパスかというと、それは違う。

ちなみに、ASPDとは、
「他人の権利を無視し、侵害する広範な思考様式で、
 幼児期もしくは思春期前半に始まり、成人後も続く」
そういう人をさす。

もっとわかりやすく(?)言うと、

「1.法律を守るという社会的規範に従うことができず、
   逮捕されるような行為を繰り返す。

 2.人をだます傾向があり、自分の利益や快楽のために
   繰り返しうそをつく、偽名をつかう、人をだます
   などの行為を繰り返す。

 3.衝動的で、将来の計画がたてられない。

 4.怒りっぽく攻撃的でけんかや暴力を繰り返す。

 5.向こう見ずで自分や他人の安全を考えられない。

 6.一貫して無責任で仕事を続けられない。
   借金を返済しないといったことを繰り返す。

 7.良心の呵責を感じず、他人を傷つけたり虐待したり、
   他人のものを盗んだりすることを
   意に介さないもしくは正当化する。」

・・・なんだそうで。

確かに一見、サイコパスと似てるかもしれんが、
なんつったらいいのか、
腐人の中であえて言葉を探すとすると、
「遮断」の質がなんか違う気がするんだよなぁ。

そう・・・違うのは明らかなんだけど、
どう違うかを説明するのが難しい・・・(~_~)。



そういえば、
このサイコパス研究やゲーム理論研究をしてる方々が
異なる2つの陣営が共存する場合、
どうするのが一番いいか、ってなのを競争したんだそうで。

そこで最もよい結果をだしたのが、
アナトール・ラパポートさんのプログラムで、
「ティット・フォー・タット」といわれるものだったそうだ。

具体的にどういうもんかというと、
まずは協調路線からスタートし、
あとは相手が協調してきたら、協調を。
競争には競争を。
と対応していっただけ、という。

他にさまざまな駆け引きを組み合わせた複雑なものなども
たくさんあったそうだが、
この「しっぺ返し」戦略が、
ずば抜けて、もっともよい結果を出したらしい。

これ、腐人なんぞからしたら、
人付き合いも外交も、まさにそのとおりで、
何を今更?な気がするんだが・・・。


まぁ、他にも暴力を使わずに、
でも他人を思うように動かす方法なんてのも、
本書の中にあったりするので、
ご興味のある方はどうぞ。

言われてみたらそのとおりなんだが、
じゃぁそれを思いつくかとか、
それを実行できるかは、
また別の話だと思うけどねー。


最後に、とても興味深かったのが、
社会がサイコパス的になってるかという点。

腐人はてっきりアジアだけの話かと思っていたが、
イギリスでも、
「ジェネレーション・ミー」
と呼ばれる
自己中心的で、ナルシストで、
競争的で、自信家で、個人主義者な
準サイコパス的な少数派が台頭してきているんだそう。

社会規範という概念がなく、他人の感情に無頓着で、
自分の行為がどんな結果を招くか
少しも意に介さない新種の人間、
とみられてるそうで。

なるほどーこれって全世界的にそうなのか。

なので、イギリスでも、
「道徳教育が必要だ!」って叫ばれてるらしい。


その原因分析は、
違う方の専門(社会学??)になるんだろうが、
1つ、読書のことをあげておられたのが印象的で。

読書ってのは、脳に新しい神経経路をつくるんですと。

物語を読むことで、
そこで行われてることを想像する。

すると、現実に実行しているのと同じ反応が
脳に起こる。

そうすることで共感力が養われてくのだが、
それが、ネットやSNSによって奪われてる影響を
懸念されてはったなぁ。


ホント、世界のいろんな人が行ってる研究結果なんかが
紹介されとるんで、へーふーほーの集積でした。

ただ、「で?」っちゅーところがないわけでもないが、
それはまだ結論がでてない研究だから
しゃーないといえばそうなのかもな。


以下、読書録。

●4日
(1135、1136)マンガ 『シュトヘル 7、8』 伊藤悠
  へー。ホーミーか。
  
  以前、鉄腕ダッシュでやってたのを見たが、
  すごく集まってはくるけど、
  こんなコテンと寝入るってのはなかったなぁ。

  
  それにしても、文字と人。

  人の在るがなくなっても、文字の在るがあれば
  その記憶は継がれるが、
  文字だけでは足らないところがあるのも事実だろう。

  例えば、本当の熟練した技術や
  卓抜した才能なんてもんは
  文字だけでは伝わりきらん。
  
  だからこそ、どれだけ年月がたとうが
  本当に優れたものは尊ばれるわけで。

  それを戦争は、簡単プーに破壊する。

  ・・・そやって考えると、
  まぁ、生み出すのも破壊するのも
  ニンゲンがやっとることやから・・・
  といってしまえばそうだが、
  多様を容認できない世界って、
  やっぱやだなぁと思う。

  どーでもいいが
  シュトヘルは腐らないんだろうか・・・?
  
[ 2013/12/05 ] 腹黒読書録 | TB(-) | CM(-)
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