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『さよならタマちゃん』について

先送りしていた読書録、
(1156)マンガ 『さよならタマちゃん』 武田一義
をやりましょう。

はっきりいって、すっごくいいです。これ。


リアル闘病記だからか、
書いてあることの1つ1つにものすごい重さがあり、
もしこの絵でなければ
読めなかったかもしれない。

腐人はありがたいことに、この年齢まで大病をしらず
今現在のたまに起こる不調は、
すべて、己の「不」が原因だ。

不規則、不摂生、不健康、不運動…
ひとえに自分の生活習慣の悪さからきてるので、
自業自得以外のなにもんでもない。

なので、大病をすると、
身体だけじゃなく、いろんなことがどういう状態になるのか、
「闘病」というのが、どんなに大変なのかが
正直、よくわかってなかった。


著者の武田さんはまだ30代と若い。

そのため、長期入院で闘病となれば、
現役でやってる仕事をどうするかという問題がでてくる。

腐人なんかでも、現役で働いてるので、
すぐ手術、その後、長期で入院とか言われると、
ちょっと待って!だなぁ。

といっても、腐人はガンになったら治療しないで、
身の回りの始末をしたらスイスで安楽死しようと思ってる人なので
別にかまわんのだが、
そうじゃない人は、ぜひこの本を読んで欲しい。

そして市川さんの言葉をかみ締めて欲しい。


とはいえ、こんな大病となると、やはりお金のことが気にかかる。

ここでは、お金のことは触れられてないが、
長期入院で働けない=収入がなくなる、うえ、
病気になる=治療費がかかって支出が増える、だ。

通帳の数字が増えるのは誰でも好きだろうが、
減るのは、それも次に入るアテがなく減っていくのは
とても嫌なものだ。

病気って、
身体への不安だけじゃなく、そっちだって不安だよな。

なので、この仕事のエピソードの回は、
先生や他のアシさんたちの男気に泣けちゃったよ・・・(/_;)。

居心地がいい職場だという台詞がたびたびでてくるんだけど
そう言われなくても、このエピソードだけで十分それが伝わってきた。

これ、金銭や失職の不安の解消というだけじゃなく、
こうやって待ってくれてる人がいるからこそ、
病気を治さないと!という張り合いになるよね。

っても、実際、自分が待つ側になったとき、
そう言えるかはわからん。
いや、言えないかなぁ。

復帰したら、また頼むね、ぐらいは言えても、
席を埋めずに待ってるってのは・・・・・・・・・
ホント、いい職場だねぇ。



ここには、すごくいろんな人がでてくるのだが、
もし病気になったとしても、
田原さんのように、桜木さんのように、
病気を捉えられたらなぁと思った。

といっても、葛藤は止まないだろう。

それがすごくでてたのが、小児科の秋祭りの話。

あのお話ね、無駄にネームがないのが、ものすごくよかった。
ただ、窓の外の風景が、音とともに流れる。

それでもわかる。
それでも伝わる。

うーん・・・マンガってすごい。


ただまぁ、これ、
病気ってこと関係なく、どんなことに対しても、
自分は悪くない、悪いのはまわりだ!
という思考しか持てない人は、
あの光景をみても、
自分を哀れむ気持ちしかもてないかもなぁ。

そういう人には、なりたくない。


そういえば、腐人はもし入院するなら絶対個室!
と思ってたんだが、
これを読んで、大部屋もいいのかもなぁと思った。

確かに、大部屋が苦しいときもあったろうが、
大部屋だったからこそよかったことのが多いような気がした。

たぶん遠山さんや岡本さんのことがあったから、
林さんに声をかけたんだろうし。

苦しい治療のやり過ごし方も教わることができたし。

ずっと話をしたかった市川さんとも、桜木さんがつないでくれた。
個室だったら、ありえなかったろう。

市川さん・・・
お加減はいかがだろうか。
治療に効果があってくれてると思いたい。

同じ病気の人と、病気を笑い飛ばすよーに話せたら
というのを武田さんがおっしゃってたが、
たぶんこれは同じ病気でないとできないだろうなぁ。


ってのも、岡本さんが退院のときに声をかけるエピソードがある。
その言葉の難しさ。

なんかもう、腐人だったらなんも言えんか、
超無神経な言葉をはいてしまいそうな気がする。

なんというか、わからないんだ、どこに地雷があるのかが。
その人がどこまでの覚悟ができてるかが。

たぶん、この対応に正解はないんだろう。

同じ一言でも、すっと受け取れるときもあれば、
カチンとくるときもあろうし。

そういう意味では、このマンガのキーマンは奥さんだよな。
すごいなぁ・・・。

腐人は・・・・・・・・・無理!



そういえば、今、前立腺の本読んでるんだが、
そこに前立腺ガンの末期は、骨に転移し、「造骨」が起こるとあった。
これは勝手に骨が造られ、変形していくので、非常に強い痛みが続くらしい。

なので、末期はこの痛みを取り除く緩和ケアが中心になるそうだ。
思えば、遠山さんはそうだったのかなぁ。



最後に、腐人は基本、マンガ読みなんで、
マンガとしての評を。

これ、読んでると、
どんどんうまくなってくのがわかる。

最初の頃は、自分の不安や、どの視点で物語を描くかが
定まっておらず、情報が整理されないまま描かれてる。

でも、次第に、そのお話で描きたいこと、伝えたいことが
整理されていって、
また、自分の状況そのものも、客観視できるようになっていき、
表現やネームの無駄が一掃され、
間の取り方がものすごくいい。

退院前後のあたりなんか、ホント秀逸。

血族が、これを読みながら言った。

「この作家さん、この作品描いたことで、
 マンガの手法そのものも、
 ものすごく上達したんじゃない?」

腐人もその通りだと思う。


こういうのでアタリがでちゃうと、
「次もこういうので」
と言われてしまいがちなんだが、
この経験を通して、武田さんの心の中に、
間違いなく新たな引き出しができたと思うので、
腐人はそこからでてくるものを読みたいなと思う。


身体に気をつけて、
奥さんとビッグと、もしかしたらお子さんと、
末永く幸せなご家庭を築かれますように。


以下も読書録。

●25日
(1189)BL/Shy 『ルーデンドルフ公と森の獣』 かわい有美子
  なんとなく、
  根本的な問題は解決されてない気もするのだが・・・・・・。

  ま、いっか、二人が幸せなら。

  こんな姿は愛されないって、
  そんなことないよ!!!

  日本の一部の女子たち、
  特に、夏冬、海っぺりの舞踏会に参加してる女子たちは、
  すごく愛してくれるって!

  オス1人(?)だけじゃなく、
  美麗な雄の番がいりゃぁなおさら。

  その場合、個人的にはぜひ、チビからお願いします!!

  オオカミは、シッポのフサフサぶりが理想だよねー。
  キツネもいい。

  腐人は、チューがキライなので、
  シッポはできるだけフサフサがいいのだ。
  ああ、なでなでしたい・・・。

  あと、オオカミは耳の形もいいよね。
  ケモミミならこれ!ってなミミだよなー。

  っても、スコティッシュフォールドもたまらんが・・・。
  

  どーでもいいが、こーゆーケモミミ系で
  腐人が不思議に思ってることがある。

  君たちは、人で風呂によく入っているが、
  毛皮のシャンプーはしないのか??

  あっちだって毎日洗いたいと思わんのかなぁ・・・。
  食べこぼしで毛皮汚しちゃったとかあると思うんだけどなぁ。

  お散歩でイヤンなものを踏んじゃったから、
  肉球ふきふきとか。

  うーん・・・・・・こんなことを真面目に考えてるのは
  恐らく腐人だけだろうな。


 
  話かわりますが、
  ユリアンの作家収入はどんくらいなんですかね?

  かなり食費がかかりそうな生活だし、
  固定資産税だってかなりとられるだろう。

  払えるぐらいもうかってるんだろうか?


  ってのも、ハリポタは化け物だったが、
  ヤマザキマリさんがおっしゃるには、
  ブラジルやイタリアでは、初版部数って、
  人気作家でも3000~5000らしいんだな。

  日本だと、『重版出来!』であったと思うが
  新人マンガ家の初コミックスが5000だったっけ。

  マンガじゃなきゃもっと厳しく、
  2000とか、1000ってな話もきく。

  どーなんだろなぁ。
  ヤマザキさんの本の中では、
  海外においては、「作家」=貧乏、
  他の家族に食わせてもらってる、というのが
  一般イメージとあったけど。

  まぁ恐らく資産があるんだろう。
  じゃなきゃ、こんなに潔く家屋を壊せないと思う・・・。
[ 2013/12/26 ] 熱く語るぜ!読書録 | TB(-) | CM(-)
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