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『刑事司法とジェンダー』について

といっても、途中の法の成立背景と歴史みたいなとこ
すっとばしたんで、カウントはしません。

いっそのことコメントもせなんだらええねんけど、
ちょっといろいろ思っちゃったもんで。

書誌情報は、

『刑事司法とジェンダー』 牧野雅子

端的にいえば、
レイプ事件を裁くにあたり、生じてる問題を提起した本。

といっても、ルポルタージュとかじゃなく、
もともとは牧野さんの博士論文がベースになってるらしい。

博士論文…今、話題だな。

といっても、こちらはコピペではございませんので、
ご安心を(^_^メ)

むしろ、この方じゃなきゃ書けなかったとこが
あるんじゃないかなと思う。

ってのも、この牧野さんという方は、元警察官なんですね。

なので、この司法によって与えられた裁量権を
行使する側だった経験がある。

そして、この本は、ある連続レイプ事件を取り扱ってるんだが、
その事件ってのが、
牧野さんの元同期、つまり現職警察官が起こした事件なのだ。

詳しく知りたい方は、本書をどうぞ、
もっと詳しく知りたい方は、頑張って調べてね、
という感じなんだが、
本書からむちゃくちゃおおざっぱにまとめると
こんな感じ。


加害者Aは、既婚。
ただ、夫婦双方に、特に男性側に重い問題があり、
不妊治療をしていた。

そこにプラスして妻実家側にいろいろあり、
妻が精神的に参っていて、
義母がほぼ同居となり、
Aは気が進まないが、
妻と義母が家を建てる方向に話をすすめていた。

仕事では、配属が変わって、
慣れない仕事、慣れない環境にストレスをためていた。

生育環境としては、
地方議員だった実父が強権的で
「男たるもの、こうあれかし!」という抑圧をうけて育った。


最初は、若い女性のあとをつける、ぐらいだったのが、
車にひきずりこんでレイプ、
暴力団員になりすまして脅迫しレイプ、
暴力をふるってレイプ、
さらには写真を撮り、警察いったらばら撒くぞ、と脅迫、
そういったことを繰り返していたら、
そのうちの数名の被害者が訴え、逮捕された。

裁判の結果、やり方が悪質ということで、
かなり重い実刑がでた。


だいたいこんな感じなんだけど、
牧野さんが問題視したのは、
逮捕されてからの過程っちゅーたらええんかなぁ。

調べる側が、

レイプ
 →性犯罪
  →性欲が引き起こしたもの

という筋に従って供述をとってるだけで、
Aという人間の掘り下げをして、
どうしてこれが引き起こされなければならなかったのか、
どうやったら性犯罪をなくせるのか、
そういった観点から調べてないし、裁いてもいない
(だから性犯罪がなくならない)
ってな論かと思う。

すんません、
ざっと読みなので、ちゃんと知りたい方は
ご自身で本書をお読みになってください。



牧野さんは前に司法側にいたことがある方なので、
今の裁判システムが、
事実認定と量刑決定の場であることは知っているし、
真相を追究するとこじゃないってことは、
わかってる。

※裁判にかかわったことがない人は
 誤解しがちなんですが、
 裁判は、真実が明らかになる場、ではない。
 
 先日あった大きな裁判で、あるジャーナリストが
 心の問題の審理が云々とおっしゃってたが、
 腐人には違和感。

 裁判とは、「何をやったか」を決め、
 「やった」と認められることに相応する
 刑罰を決めるところであって、
 それ以上でもそれ以下でもない。

 むしろ、「心」がどうあれ、
 やったことはなくならないんだから、
 そこで「心」なんてもんは
 考えちゃいかんと思うけどね。

 「心」が関係するのは、
 やっちゃったことじゃなく、
 二度とさせないようにするためには、
 の部分じゃないか?

 そこをどうこういうならば、
 刑罰のありよう、
 刑務所のありよう
 出所後のありようを変えるべきだろうに
 と、腐人は思うけどな


 
でも、性犯罪って、再犯率が高いんだが
(逮捕時30歳未満で、46%だったかな)、

「レイプとは『性欲』で起こすもんである」

という決め付けをしてしまっていたら、
加害者一人ひとりの「なぜ?」を解明しないままでいたら、
いつまでたっても性犯罪はなくならないんじゃないか?
っちゅー問いかけをしてんのね。


それ以前として、

●法の不備(女性だけが対象になってる、
刑が軽い、夫婦間でのレイプが認められてないなど)

●被害者にはスティグマがおされる社会風土

●訴える先が男性社会がはびこる警察なので
訴えると、まず「被害者の非」を問われ、
それによって訴えそのものが取り下げられる状況

●一般人が裁判に求めるもの(事件の真相)と、
実際の裁判がもたらすものの温度差

など、いろんな問題が解決されないままになってる、
っちゅーことも指摘している。



腐人はもともと司法不信の塊だから、
「だよねー」
って感じなんだけど、
この問題を、
どうやったら犯罪がなくなるか(減らせるか)
ということに集約しちゃうならば、
腐人の答えはただ1つ。

男を全部去勢しろ、だ。

これやったら、ゼロにはならんが、絶対確実に減るよ。
これ、命かけてもかまわないぐらい確証がある。

その結果、男の数そのものも減るかもだが、
そんなこたぁ、腐人の知ったこっちゃない。


ただまーこの意見は取り入れられないだろうから、
じゃ、皆さん次善策がんばってさがしてねー
その間に、被害者がどんどん生み出されてるけどねー
ってのが、腐人の意見だな。


この総論の結論はいつものことなんで、
それはもうこの辺にしときますが、
この事件だけでいえば、非常に興味深いなぁと思った。

レイプとは性欲で行われるもんである、
って、もう警察も検察も思ってて、
そのストーリーで供述も裁判も進むのね。


でも、牧野さんと話したAは、
「あれは性欲じゃない」
という。

腐人もそう思うよ。

あれは、自分の中の「男」を保つための示威行為でしょ。

医者から精子が死んでるといわれ。
妻は実の親ばかりを気にし。
性にあってた部署から、男を誇示する部署へ異動となり。
実父からかけられる「男なら」という重圧。

Aがやった行為に台詞をつけるなら

「俺は男だ!
 みろ!ちゃんと男の証ができてるだろ?
 な?な?」


じゃないのかな?


射精=男の証明、ってのは、ある意味、正しい。

男が出産できないように、
女も逆立ちしたって射精はできんからね。

なので、それによって自分の「男」を確認する
ってのは、わからんでもないが、
だからって、レイプしていいなんてこたぁ
絶対にない。

なんでそこがわからんかねぇ。

Aがやったという中身をみればみるほど、
男という存在の不必要性を
腐人は感じてならない。


まじめな話、
チン●ンちょんぎって、タマとりのぞいったって、
機能的には、な~んにも支障ないと思う。

それこそ宦官として昔から存在したわけだし。

生殖については、
去勢する前に精子採取しときゃいいだけっしょ?

日常生活で不便があるとすりゃー
立ちションができなくなることぐらいじゃね?

そりゃ、射精産業は困るかもだが、
想像力たくましい人間のこったから、
なんかしらまた新しいフーゾクサービスうみだすよ。

女の側だって、別に男にサオがなくなったって、
快楽を得る方法はいろいろあるわけだし。

そやって考えたら、あの股間にぶらさがってるもん、
何の意味があるんだ?
害悪しかねぇじゃんよ…と思うのは腐人だけだろうか?


といっても、
「俺は、パートナーとしか使ってない!
 それなのになんで俺のまでとれらなきゃならないんだ!」
ってなご意見もあるだろうから、
まぁ、1ストライクアウト方式なんかどうでしょう?

レイプの場合は、問答無用で、
浮気の場合は、不利益を蒙った被害者の一存で、
1発やったら、ジョッキンチョン

腐人は想像するだけで楽しいなぁ♪


でも、一般はそうじゃない。
だから、本書のような話になる。

そーゆーの読むとさ、
癌がそこにあるってのがわかってるのに、
そのしこりに消毒を塗るか、
それとも絆創膏を貼るかの議論をしてるように
みえてならんのよね、腐人は。

根源的問題がわかってるのに、
なんでそこ放置するんだろね。

結局んとこさ、犯罪なくす気ないんだろ?
と言いたくなるのは
腐人だけっすかねぇ??



なかなか視点がおもろいので、
ご興味ある方はどうぞ。

読み物としては、ちょっととっつき悪いですけどね。



以下、読書録。

●12日
(154)マンガ 『どうせもう逃げられない 6』 一井かずみ
  読んでて、吹いちゃった。

  お話としては、まじめに恋愛しちょるんです。
  でも…あれはなかろう!

  なにかっちゅーと、
  最後の話で、なほちゃんが雨に打たれて具合を悪くし、
  倒れてるのみつけた向坂にホテル運ばれて、
  ってなとこがあるんですよ。

  で、ベッドに寝かされたとこで気づくんですが、
  濡れた服を脱いだほうがいいから、って
  身体を起こされるんだけど、
  体調が悪いから、ベッド脇にたってる向坂に
  もたれかかっちゃうんですな。
  
  それが……どーみても、
  股間に頭をおしつけてるようにしか見えない。

  こら!
  なんちゅーとこにデコつけてんねん!!

  構図的にそうなっちゃったとはいえ、
  あーれーはー、セクハラ言われても逃げ場ないぞ。

  もうちょっと考えましょう。
[ 2014/03/13 ] 腹黒読書録 | TB(-) | CM(-)
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