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『資格を取ると貧乏になります』+『ラストイニング』ちょっとだけ

就職難の話が出始めた頃、
資格取得だのTOEICだのに人が殺到した
っちゅーニュースを見たような覚えがある。

それの成れの果てが書いてあるのが
『資格を取ると貧乏になります』

先にカウントしときましょか。

(371)一般本 『資格を取ると貧乏になります』 佐藤留美

なんつーかさ、そもそもが間違えてるんだよね。

資格を取るってのは、あくまでもスタートであってゴールじゃない。
結婚をするってのも、あくまでもスタートであってゴールじゃない。

よく言われるのが、
小説家になりたいんです!とか、漫画家になりたいんです!とかゆーやつで
デビューがゴールじゃないんだよ、
それはそこから始まる創作活動という苦しい道のスタートなんだよ、
という話。

これは女優やタレントなんかも一緒。
普通の就職だって一緒。

要するに。
「生きてる」ってことは、永遠に続くスタート&ランであって、
ゴールしたけりゃ、人は「死ぬ」しかないの。

そうやって走り続けるのがイヤなら、
不安がない、100%保証された世界にいきたいなら、
「死」でもって、人生をゴールするっきゃないの。

腐人にしてみりゃ、自明の理。

むしろ、
なんでこんな簡単なことがわからんのだろう(~_~)??
と思っちゃう。

って、別に死ぬことを奨励しとんじゃないですよ。

腐人が理想としている、すべての始末が自分でつけられる、
自殺・安楽死センターができりゃ別だが、
現状においては、「死ぬ」ってことすら、なかなかに難しい。

どーにも周囲に大いなる迷惑をかけたり、
下手したら死にたいのに死なせてもらえなかったりするからねー

ってな、そういう話じゃなくて。

人の生ってのは
『「死」という頂上にむかって、歩荷をしつづけるものである』
とわかってたら
こんな「資格とったのに貧乏だ・・・どうしよう」なんて考えが
そもそもでてこないってこと。

そーだねぇ・・・この人生を山に例えた中でいえば、
「資格をとった」は、いいとこ
「靴が変わった」ぐらいの重みじゃない?


資格を取るってのは、
あくまでもそれを使う権利を得たってだけなんだよね。

ゲームのアイテムゲットに近い??
ゲームやんねぇから、
この例えがあってるのかどうかわからん・・・(~_~)。

プロゴルファーとかのがわかりやすいか?
資格をとることで、トーナメントに出られるようになり、
そこで勝てば賞金がもらえるようになる、だけで、
勝つことが保証されてるわけじゃない、ってこと。

ま、これはわかるよね。
わかんなかったら相撲の関取でもいい。

ただ、そーゆー人たちのことは、
「そうだよねー」
とか思えるのに、
国家資格の人たちのことも同様に、
「そうだよねー」
と思えない、思わないのはおかしかろう。

と、腐人は思うんだけど。

昨日読んでた 『ラストイニング』の、ありゃ15巻かな、
ハードで厳しい練習で甲子園常連校だった春日野大栄が、
生徒や保護者に慮って、方針をガラリと変えた結果、
「相手が嫌がることは何かを考えようとしない」
「自分に都合のいいことしか考えてない」
そういう選手ばかりになって、
シード校にすらなれなくなったってのがある。

なんだろなー、
なんか最近、そういう人種が増えた気がする。


いまさらかもしれないが、
なりさえすれば上から仕事が降ってくる・・・ってのを望むなら
公務員になるしかないだろねー。

ってもそれも、先日発表があったが
2040年には今ある自治体の半数が消滅するらしいし、
上からってことは、
お上の方針が変われば、即アウトってことでもあるし、
そこで求められる才能は、従順な犬であること。

うーむ、腐人には無理。

※「2040年には今ある自治体の半数が消滅」
この見通しは、腐人は甘いと思ってる。
小手先のごまかしが通用するのは、いいとこあと10年。
そっからの凋落は、加速度的に起こり、
物事を決められない日本は、後手後手になって
処理がおっつかなくなり、
あわあわゆってるうちにどーしようもなくなるんじゃないかな。
それを遅らせられるのは、民間にいかに門戸を開き、
非情さをもって優先順位をつけられるか、なんだが。
ま、これは余計な話



話を元に戻すけど、
何事も、大事なのは、そのスタートの後、
「いかに使える人になるか」
だと思うんだよね。

本書では、弁護士の現状を軸に、
公認会計士、社会保険労務士、税理士の士業4分野と、
TOEICのことに触れている。

どーでもいいが、こないだ発言小町で、
いい人と結婚したい!とゆってる30代女性が
知人から、結婚するなら相手は「士」のつく職業をしてる人がいいと言われ、
畑仕事はキライじゃないの、私!と言ってたのがあったなぁ・・・。

平和だ・・・。

じゃなくって!

腐人の周囲には、
この「士業」関係者がわりといらっしゃるんだが、
そのいずれの方も、成功例でね。

ま、それは腐人の年齢が年齢なので、
知り合いは皆、老練な方々ばかり・・・だからではあるんだが、
その方々が超がつくほど有能なのは確かだ。

おそらくブル弁なんだろなと思われるXさんなどは、
どんな頑固でワンマンな暴君でも、
いつの間にか手のひらで転がされて
借りてきた犬のよーになるし。

あれは何度見てもすげぇと思う・・・。

ただ、その方々との雑談で、
ボクらはいいけど、若いのは大変なんだ
という話はきいていた。

が、その実態は、あんましよくわかってなかったんだが、
本書を読んで、ああ、そういうことかと。

詳しくは本書をどうぞだが、なんでそうなったかってことを
簡単にいえば、こんな感じ。

国策で、弁護士や公認会計士を増やそうってことになった。

そんで、ある年から資格取得のハードルが下がり、
一気に合格者数が増えたのだが、
ふたを開けて見ると、需要がなかった。

よって、弁護士・公認会計士が、過剰供給状態となり、
弁護士事務所にすら入れず「即独のタク弁」になったり、
試験には合格してるのに、
会計士登録をするのに必要な実務経験が積めず、
待機合格者として、会計事務所の空きを待ってる
ってな事態が起こってる。

社労士・税理士は、そもそも顧客である中小企業が
新規参入より廃業する方が多い時代に突入し、
かつ、ITやソフトの進化で、
「自分でやります」
という人たちが増えた。

さらに、税理士は、弁護士や会計士で食えなくなった人たちが
じゃぁ税理士でと天下ってきてるため、さらに競争が激化しつつある。

よって、
そんな中で、自分が生き残るためにいろんな手を打てる人、
『ダブルアイリッシュダッチサンドイッチ』といった
高度なスキームをできるほどの高い能力がある人、
そういう人たちは生き残って、資格をフルに活用しているが、
資格さえ取れば何とかなるはずだってな甘い考えの人たちが
貧乏になって食えなくなっているらしい・・・。

※この本ではTOEICについても触れていて
それは、ちょっと別論なんだけど、
他言語は、腐人の興味の範疇外なので、
実態が知りたい人は、本書をどうぞ。


ちなみに最終章に、どうやったら資格を生かして食ってけるか
というアドバイスもあるので、
ご興味ある方は、本書読んでねー。


話がちょっとずれますが、
上の文章にある「即独のタク弁」ってわかります?

※ちなみに『ダブルアイリッシュダッチサンドイッチ』については、
よぉ説明せんので、興味ある方はご自分で調べてね♪
グーグルやアップルが使ってる手法です。


これは司法修習は終わったものの、
法律事務所に入ることすらできず
時、立し、自護士開業する」こと。

他に、
●「軒弁」:他の事務所に、軒先を借りて仕事をする
(軒を借りてるだけなので、仕事は自分でとってこねばならず、
 借りてる諸々費用は払わないとならない)

●「ケー弁」:ケータイ1本でかけつけます!ってな弁護士

ってのがあるらしい。

そーゆー状況にまでなってるので、
これまで儲からないと人気がなかった国選弁護人の案件も
プロボラ(プロフェッショナルボランティアの略で、
専門家が専門知識を生かしたボランティアをすること
)の
無料法律相談の案件も、かなりの争奪戦になってるという。

でもさー、相談する側から言わせてもらったらさー、
いくら安いったって、
机上の勉強しかしてないのは、正直、役に立たない。

なので、腐人は使わない。

一番いいのは、
自分が信頼できる能力と人となりをもった人に
こういう問題に対処できる人を紹介してもらうこと。

金はこういうときに使うもんです。


本書内でも、よくでてきたんだが、
資格もってなくても、現場実務を長年やってきた人のが
知識も経験もあって使えるんだよね・・・。

腐人もそれは経験上、よく知ってるし、よくわかる。

その士業になるためには、広く浅く勉強せんといかんが、
実務者にいるのは、狭く深い知識と能力だ。

そしてそれは一朝一夕にできるもんではなく、
経験で積み重なっていくもの。

だから資格もってても、経験がつめなかったら、
いつまでたっても「使えない人」。

こういってはなんだが、
「即独のタク弁」より、
新米のイソ弁に頼む方がまだいい
(兄弁がなんとかしてくれるはずだから!)。

とやってくと、結果的に
能力ある人のところにばかり仕事がいき、
ダメな人はダメなままになって
乖離が一段とひどくなるんだろなぁ・・・。


ただこれ、別に
この士業にだけ起こってることじゃない気がするのね。

上で『ラストイニング』に少し触れたが、
リアルな日々の出来事の中にも、
「なんかおかしくね?」
と思うことが、じわじわ増えてる気がする。

社会の基礎なのか、土台なのか、
それとも骨組みなのかはわからんのだが、
いつ崩壊してもおかしくないような危うさを感じるのは
腐人だけだろうか。

そりゃまー何度もゆーてますが、
国が滅んでも人はある。

社会の仕組みがメタクソになっても、
人は生きる。
ベルリンの壁然り、アラブの春然り。

それは歴史が証明してきてる。

だから、いつかその日がきたとしても、
生き残るものは生き残るし、滅ぶやつは滅ぶんだよなー。

「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
 よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、
 久しくとどまりたるためしなし。
 世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。」

古典の『方丈記』ですが、
昔の人は慧眼ですね。

ってか、死が今より身近にあって、
生きる覚悟が違っていたのかな?


ま、なんにせよ、
今、子供である子たちは、
本当に生きていくのが大変な時代を
がんばって生きていかんとならんのは確かだ。


先日、王子が遊びに来て、晩御飯を一緒に食べた。

そのときに、血族があと何年生きられるかなー
という話をしたらば、王子が
「僕は死ぬのはいやだ。
 ずっとずっと今のような時間をすごして生きてたい」
っちゅーたの。

王子は虫キングだし、
こないだ飼ってた老齢のウサギを亡くした。
そういったことを通して「死」という概念がわかってる。

その上で、生きてることに喜びや楽しさを感じてる
その健全さは、腐人にはすげーまぶしかった。

この先、いろんなことがあるだろうけど、
そのきらめくような気持ちを
忘れずに、もち続けて欲しいなぁ・・・。

腐人、腹黒ですが、これ本気で願ってます。



以下、読書録。

えっと、『ダークグリーン』はちょっとお休み。
楽な道に、逃げました・・・(;一_一)。

●14日
(372-376)マンガ 『ラストイニング 11~15』 神尾龍、加藤潔、中原裕
  いろんな要素が多すぎて、
  1個づつやっとったらキリないぞ、これ。

  マンガとしての総括と、
  お話の全体的なところも後に譲るとして、
  この5冊についていえば、座談会がおもろかった。

  そんでもってなっちゃんがでてきたときに
  ふーんで片付けちゃったけど、
  今回の春日野大栄の元監督の
  「高校野球の監督は儲かる」話をみて、
  ここまでビジネスが入り込んでるのに
  高校野球は教育なんてこと、ありえんだろう!
  と思ったのは腐人だけだろうか。

  ってか、メーカーから物品提供って、いいの?
  アマチュアなのに??
  
  企業側の思惑はわかるんだ。
  なんつっても宣伝になるし。

  腐人だってハンカチ王子の報道みて
  酸素カプセル入りにいったクチだしさー。
  (でも、効果はよくわからんかった)

  プロになってくれりゃラッキーだが、
  ならなくったって、
  こういう人たちは草野球とか続けてくれるから、
  息の長い顧客としてとりこめる。

  のは、わかるんだけど!

  それは全国どこでもやってんの?
  とは思っちゃうなぁ。

  でもそういうこと言い出すと
  悪平等を言い出すのがでてきて
  かといって野放図にしてると、
  とんでもないこと仕出かすのもでてくるし。
 
  どうあるのがいいんだろうね・・・。

  って、ふと思ったが、『ダイヤのA』には
  この物品提供って出てこないなぁ。
  OBの差し入れはあったけど。

  でもあのクラスなら絶対うけてるよなぁ。
  
  まぁ、あのマンガはそういうのを描くマンガじゃないから
  それはナシでいいんだろうが、
  リアルな話、高校野球ってものも、上記の士業同様、
  問題を抱えたまま、それを解決しないまま
  前に前に進んでいっちゃってる仕組みだなぁと思った。
  
[ 2014/05/15 ] 腹黒読書録 | TB(-) | CM(-)
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