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04 | 2017/05 | 06
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女とは・・・『プライド』と『昭和元禄落語心中』より

昨日は、『プライド』をラストまでと、
『昭和元禄落語心中』の最新刊をよみ、
「女」ってもんについて考えてしまった。

ってことで、まずカウントからいきますかね。

●6日
(668-673)マンガ 『プライド 7-12』 一条ゆかり
(674)マンガ 『昭和元禄落語心中 6』 雲田はるこ

ちょいとあっちの方から話はじめますけど、
「女」って辞書でひいたことあります?

昨日も書いた、今、読みかけの
『辞書になった男 ケンボー先生と山田先生』の中のエピソードに
戦前の、学士様が珍しかった時代の東大(確実に今より優秀・・・)で
国語学を修めた俊英たちが集まって、
中学生向けの辞書をつくるにあたり、
「女」という言葉の語釈について、侃々諤々やりあうくだりがある。

で、その結果できた「女」の語釈がこちら。

おんな 【女】①人のうちで、やさしくて、子供を生みそだてる人。女子。女性。
(三省堂国語辞典 初版)


ちなみに、「男」はというと。

おとこ 【男】①人のうちで、力が強く、主として外で働く人。男子。男性。
(同上)


腐人はこれを読んで笑ってしまった。

こりゃ今じゃアウトだね。
下手すりゃ性差別だの、ハラスメントといわれる語釈だろうなぁ。

っつか、国語的な意味としてはともかく、
「女」とは、について、
誰もが納得する説明が出来る人なんているのだろうか?

腐人だったらもう投げちゃって、
Y染色体をもたないホモサピエンス
にするね。

ちなみに、今、ネットの辞書をみると、こんなだ。

㋐人間の性別で、子を産む機能のあるほう。女性。女子。
(大辞泉)

(1) (対)男 (2) 一人前の女性. (3) 情婦
(三省堂国語辞典)


すんません 大辞泉さん。
余計なことかも知れませんが、この語釈、ヤバイと思う。

だって、これを「女」と定義しちゃったら、
子供を生めない人は「女」じゃない、ってことになっちゃうよ?
ああ、おそろしや、おそろしや・・・。

で、何がいいたいかっちゅーと、
そんくらい「女」というものは、
言葉で定義づけられないもんだってこと。

でも、言葉じゃなくていいなら、腐人はこう付け加えたい。

「女のもつ『業(ごう)』について知りたいなら、
 山岸涼子さんの作品を、
 女のもつ『本質』について知りたいなら、
 一条ゆかりさんの作品を読むべし」


本当はもう一人、萩尾望都さんもいれたいんだが、
あれはなんと言えばいいのかなぁ・・・。
言葉がみつからない。

ま、なにはともあれ、腐人にとって、
その「女」の表現の的確さに、背筋が寒くなるお三方だ。
 

で、今回、そのお一人である
一条さんの『プライド』を読んだわけですが。

細かいところはおいといて、総括でいえば、
さすが、お上手。

神野がヘタうったとこらから、
まぁそうだろなってのはみえてたが
そんでも一気読みさせる力があるお話だ。

なにより、あの、史緒の、「品のあるゴージャス」を
絵で納得させられるってのは、
一条さんならではだよなぁ・・・。


このお話のテーマは、コミックス1巻の見返しにある
「人としてのプライド」だそうで、
「本物のプライド探し」が物語の本筋となる。

最終巻には、描き続けてこられた一条さんが
「人が成長するためには何が必要なのか」
っちゅー問いに
「地味に努力し続けて苦労するしかないのか」
という結論に至ったとあるが、「プライド」ねぇ・・・。

和語に直せば、矜持?誇り?

今度は、ネットの大辞林 第三版でみてみると、
「誇り。自尊心。自負心。」とある。

こーいっちゃぁなんだが、
そんなの、人それぞれ違うんじゃね?
と腐人は思うぞ。

ボロは着てても心は錦~♪な人もいりゃ、
武士は食わねど高楊枝、な人もいるだろうし。

「人が成長するためには何が必要なのか」は、
一言でいえば、「経験」でしょう。

ま、これ、そのあとにこれをつけくわえたいが。

「賢い人は、経験せずとも、みたらわかる、
 普通の人は、経験して、ようやくわかる、
 愚かな人は、経験しても、わからない」
 
by鉄血宰相ビスマルク(編集あり)

そんでその上で、
「他人と過去は変えられないが
 自分と未来は変えられる」

を実行するかどうかじゃない?

なので、テーマについては、まぁいいや。←おい!

腐人としては、それよりも、
男の存在がかすむほど
エゴイスティックな女の性(さが)が、すげぇなぁと。

だってそうじゃん。

周囲への迷惑かえりみず、
感情と本能だけでガキを産もうとする女。
シンマで生活保護か?
結末がああなったけど、
どんな将来設計図を描いてたんだかなぁ。
腐人にはこんな暴挙はできません。

一方。
流されつつも、自分の欲しいもの、やりたいことは
がっちりつかんでいく女。
そして、最終的に自分にとって、
一番都合がいい状況を整えてるところは、
女が本質的にもってるもんとはいえ、
ここまでやりとげると、押しも押されもせぬ勝ち組だよね。


ただ、これみてて思うのが、
女の一生において、妊娠出産ってのは、
得るものも、失うものも大きいんだなぁってこと。

ちょっといちゃもんつけさせてもらうが、
最後のあの萌の状態、あれ、おかしくね?

恐らく現実なら、
いきんでるうちに脳内出血がひどくなり昏睡。
即時、カイザーじゃない?

で、血を入れても血圧が下がって、
あれおかしい、こりゃ頭から出血してんでは?
となるような。

ついでに言うなら、もし設備が整った病院ならば、
カイザーと開頭手術の同時進行もありか?

物語的にああならないとなんだろうけど、
なんだかなぁ・・・。

ま、それはさておいてもさ、
バレリーナに比べりゃそうでもないにしても、
出産による体型変化は、ダメージでかいよね。

それに、ちょうど才能が開花しつつあるとこだったり、
まさにチャンスの女神がやってきたとこだったとしても、
休養を強要される。
それがもたらすロスって、トータルでみたときどうなんだろね。

そりゃ子供をもつことで
初めて得られるものはあるけど・・・。

ここで急に『昭和元禄落語心中』に話をうつすが、
今回の6巻、小夏の思考が腐人にゃーわかんねぇ・・・(~_~;)
萌もこのパターンだが、本能で生きられたら、こうなるのかぁ?

でも、他の動物と違って、ニンゲンって種は、
手離れできるほど大きくなるまで、
すげー時間かかるし、金くうし、労力つかうし。

その上、確実に独り立ちしてくれるとも限らんし。
途中で何があるかもわからんし。

どう考えても、ハイリスクローリターンな博打じゃない?
と、本能がぶっ壊れた腐人は思う。

生物学上、一応、女に分類される腐人ですが、
女って・・・わからん。


それにしても、どっちもさ、
子供に対してはどう話をするんだろ。

まず、『プライド』だが、
SRMのメンバーが、子供を残して亡くなったため、
引き取って育てています・・・
これは、美談でいいよ。

ここまでは、この状況だと
さんざんっぱら周囲が喧伝しまくるだろうから
早いうちに子供の耳に入るだろう。

でもさ、父親が神野だってのは
どういう説明をつけるわけ?

ママ(萌)のことを愛していたの?
→いや、同情。
 たんにほだされてやっちゃって。
 で、避妊に失敗してできちゃった。
 おろしてくれと頼んだが、拒否られた、
 それだけ。

なんて本音いえないでしょ。

じゃぁ「愛していたよ」となれば、
ママ(史緒)のことは?
→もちろん、愛しているさ。

ま、これは素直にいえるだろうが、それってさ、
「なんだよ、二股かよ
 シモはゆるいは、ヘタうつは、最悪男じゃん、パパ」
じゃない?

腐人としては、そこをどういうんだか、
ぜひ読みたい


一方の『昭和元禄落語心中』は、
まだ話が簡単だわな。

ただ単に、母親が不倫して子供つくっただけだから。
全部バレたところで、
それこそ与太の器がでかいといわれるだけだ。

跡目問題とかに巻き込まれなければね。


うーむ・・・こうやって考えると、
子供ってのは、女のエゴの最大の犠牲者なんだなぁ。

この結論に異論がある方は多かろうけど、
ここで昨日書き忘れた話をするね。

性犯罪者にみられる傾向のひとつに、
「認知のゆがみ」ってのがある。

これは強姦されたり、強制わいせつされたりする女の人が
いやだと抵抗するのを、「実は喜んでいる」と思いこむ、
ということだ。

これを昨日紹介した本では、
これを性犯罪者に特有のものと書いてたが
そぉかぁ?

人って、そうでしょ。
自分の都合のいいように、
認知をひんまげるのがニンゲンじゃない?

ある場面をみても、
自分の見たいようにしか見ないし、
人の話も、
自分の聞きたいようにしか聞かない。

そんで他人が自分が思うように動いてくれなければ、
「あの人、間違ってる!私は間違ってない」という。

身近にごろごろしとるだろ、こんな話。
そんなことないというなら、発言小町を覗いてみたら?
山のようにあるぜ。

ちなみに腐人は歪んでる自覚がありまっせ。
性犯罪者じゃないけど。

ま、だから反論されても、
「はぁ、さいでっか」
なんだけどね。



さて、生臭い話はこんくらいにして。

純粋なマンガの話を最後にしよう。

まず、『プライド』だが、
腐人はりぼんで、『有閑倶楽部』の1話を
読んでたぐらいの人だが、
確かにその頃からモブシーンはアシスタントさんが描かれていた。

が、この『プライド』では、かなり主要キャラまで
アシさんの手によっていたので、ちょっとびっくり。

特にマレーネをアシさんに描かせてるのが意外で。

ってのも、彼女の役割は大きく、
重要なキャラだと腐人は思うんですわ。

作品テーマである、プライドをもって成長するには、
ライバルの存在は欠かせない。

マレーネはその象徴なわけですけど、
その象徴をそこそこ巧いけど、
一条さんには及ばないアシさんの絵でやられちゃったら、
こういう人たちが持ってなきゃダメな「華」という点で、
一条さんが描いてる史緒のライバルには、役者不足にならん?

どんだけいい、いいと、話で言われても、
はぁ、そうなんですか?ふーん・・・という思いが
どうしても浮かんでしまう。

それは、説得力の欠如に結びついてしまうんだが、
どうして一条さんが描かれなかったのかなぁ?

腐人のイメージでは、一条さんって、
原稿の完成度のむちゃくちゃこだわりのある完全主義者
なので、なんかすごくこの点については違和感があった。

まぁ、ここでマレーネを強くすると、
バランスが崩れるから止めたのか・・・?

っても、これだと、
マンガで唯一表現できない「音楽」の部分だけが、
史緒よりマレーネが優れてるのね、
って気になっちゃうけどなぁ・・・。


続いて、『昭和元禄落語心中』

次の巻、アニメがつくそうですが、
落語シーンがどうなのか。

八雲師匠の「死神」を通しでやってくれるなら欲しい。
じゃないなら、本だけでいいんだが、どっちだろ。

まぁ、まずないだろな。

と、腐人の興味は八雲師匠なの。

なので、今回のお気に入りシーンは、1も2もなく、
チビが師匠んとこに、とことこやってきた場面だ。

師匠・・・
それは考えてるんじゃなくて、キバってるんです・・・。
超危険シグナルだよ!!

おまるにGO!だ!!



それにしても、どっちのマンガも、
この子供の両肩に、これだけの大人の老後がのしかかるのねぇ・・・。

不憫だと思うのは、腐人だけだろうか。
[ 2014/08/07 ] 腹黒読書録 | TB(-) | CM(-)
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