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『夫夫円満 HUSBANDS』について

の前に、ちょろっと。

昨日書いた『ファンタジウム』の教師の言葉だけど
教師や親ってどうあるべきなんかなぁ・・・とつらつら思ってしまう。

その子の適性や才能を早くからみつけてあげて、
それを育てるようにしてあげるべきなのか。

それとも、子供がわかってる世界なんて狭いんだから
今は、先んじた長年の経験のある年長者の
「こうしたほうがいい」
という助言に従わせるべきなのか。

あの高校の先生なんかは後者だよね。

学歴をつけ、肩書きをつけ、就職に有利に働くようにし、
安定した大企業に勤め、結婚し、家庭を持ち、
よき家庭人、よき社会人たれ、っちゅー道を歩むつもりなら
たぶん後者のがいいんだろなぁ・・・。

前者の成功例は、それこそ錦織選手だったりするんだろな。

でも、上手く才能が開花すればいいけど
テニスをやってる子の全員が
そこまでの才能があるわけじゃないし。
途中でつぶれる子もいるだろう。

そのときに後者の道をとってれば、保険が働く。

しかし、人生の途中で、
「あのとき、もっとがむしゃらにやってれば、
 違っていたのではないか?」
とか思うこともあるんじゃねぇのかねぇ?

あら、これって、機会費用?

となってくれば、そのどちらを選ぶかは、
本人がどの利益を一番重視するか、
になってくるような気がする。

なるほどなぁ・・・。

錦織選手の話がちょびっとでたので、ついでに言及するが、
いやー、すごいですね。

フィジカルもメンタルも、ものすごく強くなった気がする。

ぶっちゃけ、体格的には
そんなに恵まれてる方でないと思うんだ。

なのにあれだけのショットを打てるってことは、
身体のひねりのキレがすごくいいんだろう。

っちゅーことは、腰への負担が大きいだろうに、
あれだけ長時間の試合を連続してできるようになったってことは
かなり肉体改造したんじゃないのかしらん??

今年からコーチに、マイケル・チャンさんを迎えたときくから、
彼もそんな身体が大きな選手じゃなかったし、
いい助言をもらってるんだろうなぁ。

そこらがメンタルの安定に繋がってるんだろうか。

いやーここまできたら、
フラッシング・メドウのセンターコートで優勝する姿をみたいねぇ。

がんばれー!



さて、本日の本題にまいりましょうか。

まず、カウントから。
(777)一般本 『夫夫円満 HUSBANDS』 パトリック・ジョセフ・リネハン、エマーソン・カネグスケ

著者の一人、パトリック・ジョセフ・リネハンさんは、
今年の8月まで駐大阪・神戸米国総領事であられた方。

タイトルからしてわかるように、
共著者のエマーソン・カネグスケさんと同性婚をされ、
ゲイの外交官として赴任し、
公務においてカネグスケ氏をパートナーとして同伴するなど
関西ではさまざまなLGBTの活動に携わっておられた。

新聞やテレビなどのメディアにもとりあげられたそうなので
ご存知の方もいらっしゃるやもしれない。

腐人はこの本で初めて知りましたが。

本書は、そのお二人の半生と活動を
まとめたものなんだが
えーっと、最初に謝っておこう。

腐人はこの本と図書館で出会った。

タイトルをみて、おや同性婚のお話ね、と思って
興味をひかれたのだが、
本書の表紙は、ツーショット写真だったりするんだけど、
それみたとき、
「レズビアンカップルかー」
と思ったのだ。

ご、ごめんなさーいっ!!!!

言い訳してもいいのなら
・・・そう見えたんだよぅ・・・。
おばちゃん二人に・・・。

前から思ってるんだけど、
よくさ、中性的な子供にむかって
「男か女かわからん」
とかゆーけど、
それ、子供だけじゃないと思うの。

中年以降、性別があやしくなる
おっちゃんやおばちゃんいてるやろ!?

特に太っ・・・もとい、ふくよかな人だとわからんやん!
マ●コ・デラックスとか!!
確実に腐人よりチチあるぞ、あの人・・・。

やせてる人でも、ヒゲはやしたおばちゃんとかおるやん!

見苦しいだけだから、言い訳はこの辺でやめておこう。

ま、あとは皆様が本書を手に取られてどう思われるか
そこにゆだねます。


話を真面目な方向に戻しますが、
本書は上記に書いたとおり、
お二人がそれぞれ、ゲイであることを隠して生きてきた前半生と
出会ってから、今に至るまで、どういうことをしてこられたかが
かかれてある。

腐人は腐女子だし、
ゲイの何が悪いんだかさっぱりわからんので
当事者だとこういう困難があるんだなぁと思って読んだ。

ってか、腐人的には、ゲイカップルであるってことよりも、
この二人が、年齢19歳差のカップルであることのが
衝撃なんだけど・・・。

19・・・19・・・19・・・
大学はいったときに、相手はおんぎゃーってことで・・・

ああ、そいや一穂ミチさんの
『ステノグラフィカ』の西口と碧ちゃんも
こんくらい離れてるよな・・・。

ってことは、あと15年ぐらいたったときのツーショットは
こんな感じなのか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


同じ日本人だとゼネレーションギャップがありそうだが、
お二人の場合は、リネハンさんがアメリカ人で、
カネグスケさんがブラジル人(日系3世)。

ゼネレーションギャップというより、
カルチャーショックの方がいろいろあったらしい。

この本書の一番のキモは、昨日書いちゃいましたが、
彼らが、ゲイカップルとして「見える存在」であることで、
少しづつなりとも、人や社会の変化を生じさせていること。

ただ、巻末にあった、よくある質問のようなところでは
いかに無神経な質問をされつづけてるのか・・・
ってのがよくわかりますけどね。

女性の社会進出だってさ、
そうやって権利を得るために
表に出て戦ってくれる人がいたからこそ、
今、昔に比べたら格段に楽に歩ける道が開けてるわけで。

たぶん・・・いや間違いなく、
心ない言葉もかけられてきたでしょうに
そうして、在ってくださることは、とてもありがたいと思います。

まぁ、ご家族との葛藤とか、職場での変遷、
どうやってありのままの自分を受け入れられるようになったかとか
二人の出会いなど、
詳しい話を知りたい方は
本書をどうぞ。


以下、腐人が気になったところだけ。

リネハンさんが書かれたところを読んだとき、
あまりの達者な日本語使いにびっくりした。

しかしカネグスケさんのところを読んだとき、
すごい違和感があったの。
一人の同じ人の文と思えなかったんだよね。

で、後ろ見たら、翻訳協力とあって、納得。

なるほど、原文は外国語か。

でもって、腐人がみるにリネハンさんのところは
リネハンさんご自身がかなり文章をみたか、
一人の人が訳したんだろう。

しかしカネグスケさんのところは、
少なくとも3人格の文章が混ざってる。

この辺、もうちょっと水準統一はかって欲しかったなぁ。
率直にいって、かなりのレベル差を感じます。

編集はいってないの???



そのカネグスケさんによれば、
ブラジルとは、マッチョ社会なんだそうで、
日本にきたとき、皆、ゲイなのか!?と思ったそうです。

草食男子なんていないのね、ブラジルには。

二人とも、日本は隠している人が多いけど、
ホモフォビアのような同性愛に攻撃的なものを感じない
寛容な国だと思ったとおっしゃる。

まー日本では、男色は
明治より前は、おおっぴらにありましたからね。
ってか、明治以降、そちらの文化がはいってきて
ダメとされるよーになったんですが。

ちょいと話がずれますが、学生だった頃、
江戸の青本だったかなぁ、そういう資料を漁ってたとき、
江戸時代の長屋の話がありましてね。

壁をたたいて、おとなりさん(男)を呼び、
抜きたいから尻かしてーっちゅーんですよ。

すると、隣から、
ぢの調子が悪いから今日は無理ー
っちゅー返事があったと。

そんくらいのあっけらかんさで、
日常に存在してたんですよね。

その象徴が、宗教で、
リネハンさんはカトリックなんですが、
最近でこそ寛容さがうかがえるようになりましたが、
ゲイであるがゆえに、教会にいきたくてもいけないことがあったそうで。

でも、日本の場合、どこの神社もお寺も、
ゲイであることは全く問題にされない。

この宗教的寛容さに、信心深いお二人はすごく救われたそう。

まー・・・過去の歴史をひもとけば、
寺社がゲイ排除なんてしたら、
まず自分らが問題になるもんなぁ。

念者、念弟、色子、陰間・・・
それこそ、古い日本語たどっていけば、
日本のゲイの歴史ができる。



そういやリネハンさんは韓国にも赴任されてらして、
その当時、独身の外交官だったので、
お嫁さんを紹介されそうになったそうだ。
(これは日本でもそうだったとのこと)

で、あるとき、そうされそうになったところに、
韓国人の領事館のスタッフさんが、
すごく韓国人らしい直接的表現で断りをいれた
って話があるんですよ。

ちょいと話がずれるけど、
韓国語って、昔は漢字交じり文だったんだよね。

それが、日本語でいうひらがなに相当する
ハングル文字だけを使うことが
徹底されるようになったのが、1970年ごろ。

先日、呉善花さんの本を読んでいて、
この漢字がなくなり、ハングルのみとなった弊害について、
漢字によって表現されていた同音異義語がなくなってしまい、
表現が限定的となって、結果、言葉が荒れているってのがあった。

要するに、日本語から漢字とカタカナがなくなり
ひらがなだけでやりとりしたら、そうなるって話で。

そんときはふーんと思ってたんですが、
今、実は、姫と交換日記してんですけど、
使っていいのは、ひらがなだけだと、
こんなに表現がせばまるものかと、すげー痛感している。

やってみるとわかりますが、文を単純化せざるをえない。

で、すごく脱線しちゃったけど、リネハンさんに言いたいのは、
その韓国人さんに、たぶん悪気はなく、
韓国語という言語の限界だったので、許してあげてください、
ってことだ。

まぁ、リネハンさんは数ヶ国語を話されるので、
こんなこと、腐人が言わずともわかってらっしゃるとは思うけど。


こやって書いてくときりないんで、これで終わりにしよう。

本書、最後のよくある質問部分で、こんなのがあった。

「同性愛の恋人同士に対して、
 どちらが「男役」でどちらが「女役」なのかを尋ねるのは、
 「この箸のなかで、フォークはどれですか?」と尋ねるようなもの」

腐人は無神経だが、面と向かってこれを聞く気はないな。

ただ、前からゲイの方にききたいなと思ってることはある。

お二人の出会いのところで、
一目見て彼はゲイだとわかったとあるところは
なんとなくわかるんだ。

っても、腐人の見極めは、ゲイか、ゲイじゃないかじゃなくて、
オタクか、オタクじゃないかだけど。

同類はなんかわかるんだよね。

だから、そこの説明はいらんのです。

ってか、そこは説明を求められても、
「直感」とか、「なんとなく」としか
答えられないのもわかるから。

じゃなくて、
「タチかネコかは、見てわかるもんですか?」

ってのが。聞きたかったんですよ。

オタクに置き換えて話をさせてもらうが、
腐人も、同類(オタク)はわかるけど、
その人のジャンルまではわからない。

さらにいえば、リヴァエレか、エレリか、エルリかなんて
話をきかなきゃわからん!
※この例はわかる人だけわかってください
 わからない人はそのままにしても何の問題もございません



ただ、この回答を読んで、なんか、すとんと、腑に落ちた。

もし、
「この箸のなかで、フォークはどれですか?」
ときかれたら
「フォークはないです。
 箸しかありません。
 でも箸は、必要に応じてフォークの役目を果たしますよ。
 からめとるのも、つきさすのも」
と腐人は答える。

そういうことなんだよね。

男女だって、そうでしょ。
合コンで知り合ったとかゆー組み合わせで
いざ鎌倉となったとき、

「ボクは、ドMなので、縛られたいんですが、
 あなたは女王様ですか?」

なんて、よほどじゃなきゃ言わんわなぁ・・・。
とりあえず、普通にやるだろう。

出会いがSMクラブとかなら別だが。

そんでつきあいを続けるうちに不満がたまって
性の不一致で別れたりする。

そういうことなんだろなー。

ああ、なんか長年の疑問が、今、氷解した気がする。

それにしても、そうやって考えると、
やっぱBLは乙女のファンタジーなんだなぁ・・・。

って、何の結論に達してんねん!!!


ま、そんな感じにですね、
腐人としては、いろいろ考えさせられながらも
とても楽しく読ませていただいた本でした。

いつまでも仲良く、末永くお幸せに。


あ、そうだ。
なんで、「ハズバンド」表現にこだわるのか、
そこがちょっとわかんなかった。

日本語だと、「連れ合い」とか、「相方」とか
夫と妻にこだわらなくても、
いろんな表現あるのになぁ・・・。


以下、読書録。

●3日
(778、779)一般本 『エマニア~月の都へ 英国妖異譚20』『英国妖異譚』 篠原美季
  いやーなんでこんな変な読み方しとんのやろ。
  ある意味、すげー新鮮なんだけど。

  だって、1巻だと、アシュレイがユウリに
  「いつでもおいで」とか、言いよんねん!

  は?あんたホンマにアシュレイか?
  と聞きたくなってもうたんは腐人だけだろう・・・。

  20巻の頃だと、いつでも、どころか
  自分の都合しか考えてないし。 

  おいで?おいでって言った??
  いやーいやーいやー年月は人を変えるのね。
  どちらにとは言わないが。

  それでいえば、シモンも青いわー!!
  まぁ、まだ15歳だもんなー。
  
  なんかこの変則読みしたおかげで、
  余計にその辺が浮き彫りになった気がする。

  で、いまさらですが、聖杯ってなんだったの??

  なんだろうと、どーでもええんやけど、
  端迷惑なしろもんやなぁと思たんは腐人だけっすかね。

(780)マンガ 『チキタ☆GUGU 新装版 6』 TONO
  これはどう読めばいいのかなぁ・・・。

  しれっと、えらいこと描いてんなぁという気はするのだが
  いわゆるリアルの延長戦ではないから
  本質をつかめたかと言われると、自信がない。

  そんなわかりやすく描いてくださる方でもないしねー(^_^;)

  ま、だから読むのがやめられんのですが。

  ただ、なんだろ、このなんとも言いがたい無常観と
  人の身の丈みたいな感じは、昔話を思い出す。

  人はいつからこういう感覚を失ってったのかな。

(781)マンガ 『夢の雫 黄金の鳥籠 5』 篠原千絵
  あーあーあー・・・
  あかんやん、浮気するときは相手えらばな!

  皮膚の色、目の色、髪の色、血液型、
  こーゆーのからバレへん相手にせんとあかんやろ!
         ↑
       根本的なところが間違ってます

  それにしても、のんきな感じだが、
  もし黒髪が生まれたら死罪じゃないの??

  降嫁にしたって、子供つきで?
  子供は寄越せにならんのかしらん??

  まだこの頃なら、子供の死亡率も高かったろうし、
  即位するまでは子供の頭数は欲しがったと思うがなぁ。
  まぁ、だからハレムなわけだし。

  なにはともあれ、
  DNA検査がない時代でよかったね。
[ 2014/09/04 ] 腹黒読書録 | TB(-) | CM(-)
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