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『重版出来! 4』より、漫画家と下請法ほか

ちょーっと、せっぱつまっておりまして、
時間制限でやらせてもらうため、
本日、かけるとこまで書いてみる。

・・・っちゅぅ状況やのに、
なんでこんなややこいテーマ選ぶかね、腐人・・・(~_~;)

まず、カウント。

(857)マンガ 『重版出来! 4』 松田奈緒子

単なる素読みでいえば、
相変わらず熱いし、頑張ってるしで、おもろいなぁと思う、
新刊が待ち遠しい本。

ただ、ちょーっとひっかかってくるとこも
ないわけじゃないんだよなー。

ってのも、この本は、
出版社を主とした、本を出す側の論理、視点でできている。

残念ながら、そこはお話にあるような
キレイゴトだけの世界じゃない。

っちゅーのが、この4巻で、
腐人の目には見えちゃったんだよな。

あーあーあーどう書こう・・・・・・・・・・・・・・・・・。

柱がいくつかあるから、混乱するので、
「クール・ジャパン」評にならって、
まず問題点を列挙しようか。

これ、本書のキャラを使って書くと、混乱しそうだなぁ。

ってのも、この下請法の話をもってきた、
口ばっかりで
自分があがるんじゃなく、他人を引き落とすことを是とする
自意識過剰のアホダメ男を
キャラ名で書くと、血肉をもっちゃうから、腐人的には、
その腐った根性論まで派生したくなってくるのよ・・・。

なので、ちょっと記号化させてもらうね。

かなりえげつないけど。


(1)絵だけ作家が、原作をもらってマンガをかいたが、
編集が機能不全だったため、
ある程度まで仕上げたところで過酷なやり直しを迫られた。
これは下請法に反するのでは?と
世間知らずの自意識過剰男が言った。

(2)その話をきいた
出版社のセミナー(だっけ?)から情報をしいれている知人から
「マンガ家は下請法の対象外だ」ときいた

(3)この場合、絵だけ作家が、
やり直し原稿をあげられなかったらどうなるか
(やり直しでない原稿ならば、できている)


ざっくり言えば、こうかな?

まぁ、下請法が、
相打ち覚悟・・・いや、倒れるのは下請けだけだから
自爆覚悟のが正しいか、
そーゆー覚悟がないと行使できない、
実質は、絵に描いた餅のクソザル法である
って前提は置いといて。

まず、(2)からいこうか。

そこで知人が言った、
「漫画家は下請法の対象外」
ってのは、恐らく、こちらを根拠にしてるんだと思われる。

社団法人日本書籍出版協会と、
社団法人日本雑誌協会が、2004年3月に出した見解
「出版社における改正下請法の取扱いについて」
※ネットでググるとPDFがみられます。

その中にこういう一節がある。

「1.出版物の作成委託に関する法の対象となる取引について

 (1)適用範囲について
 ① 対象外となる取引
 製造委託(情報成果物の場合は作成委託)においては、
 汎用性がある規格品・標準品であって
 特定の仕様に基づいて
 親事業者から製造を委託されている
ではないもの
 製造委託に該当しないとされています。

 出版物の内容である著作物は、
 特定の出版社の出版物への掲載以外にも広く利用される等
 汎用性が高く、かつ、作成を委託する際に
 出版社が定める仕様に基づいて
 作成を委託している訳ではないものもあり、

 このような著作物は情報成果物の作成委託に該当せず、
 下請取引の対象外として取扱われます。

 ○作家(執筆者)が創作する小説、
 随筆、論文等、および美術、写真、漫画等の作品 」
※文字装飾は腐人による

ごめん。
すげー率直なところを言っていいならば、
腐人はこれを読んだ時、笑ってしまった。

あの、これで裁判で言い逃れられると思ってます?
甘いよ。

言い逃れポイントの1つめ、
汎用性が高く

汎用性が高いのは売れてる作品だけでしょ?
単行本にすらされない、雑誌にのったこっきりの作品だって
腐るほどあろうに。

それに著作物の汎用性については、
著作権法で著作者によって、高くも低くもできるでしょ?
そこを突くのは弱かろう。


そして、言い逃れポイントの2つめ、
 出版社が定める仕様に基づいて
 作成を委託している訳ではないものもあり、


ほほぅ。
確かに投稿作や、デビュー前の持ち込み原稿などは
別に定める仕様に基づいて作成を委託してねぇわなぁ。

でも、今回の「絵だけ作家」は?
原作ももらいもん、キャラクターも映像ありき。
編集者の意向(っちゅーか仕事のやり方)で、
「絵だけ作家」の意向を丸無視したやり直しを科せられる。

さぁて、ここのどこに
「定める仕様に基づいて作成を委託している訳ではない」
と言える部分があるのか、マーカーをひいてみよう


吾妻ひでおさんの『失踪日記』だったと思うが、
ご自身で、過去のある作品のことを
「あれは編集がいうままに書いたから
 編集の作品だ。自分の作品じゃない」
ってなことをおっしゃってたんだよね。

誰の何とは言いませんが、
そういう編集さんが強い場合ってあるし
「絵だけ作家」さんもいてはるわなぁ。

まぁだからこの文章で読み間違えてはいけないのが、
文末で、ちゃんと「ないものもあり」と
そっちの逃げ道も用意してある。

だからね、コレ読んで、
「漫画家はすべからく、下請法の対象外である」
っちゅー認識をしてはいかんと腐人は思うんです。

「対象の人もいれば、対象外の人もいる」
と書いてあるように読めるのは腐人だけかい?

ま、上の人らは、
この通達だしたから、これで安心や
と思ってはんのかもしれんけど、
「これは○、こっちは×なんて、
 そんなんいちいちかもてられるか!」
とゆーのが現場の本音で、
たぶん出版社の法務なんかがキリキリして
何度も通達だしてたとしても、
その区分けは、全然現場に浸透しとらん、ってのが
現状ちゃいまっか?

やから、今回の絵だけ作家みたいに、
グレーゾーンの中でも、
かなりクロにちかいとこにいてはる人
実際はいっぱいいてると思うで?

問題は、その本を作る側の人の腹の底に、
「訴えられるもんなら訴えてみぃ。
 あんたの替えなんていくらでもおんねんで」
っちゅー気持ちがあるんちゃうかということ。

その気持ち、ないと言い切れますか?



もう1発、本を出す側に爆弾投げとくと、
この法律を握ってる、
公正取引委員会のホームページの中の、
「よくある質問(下請法)」に、こんなのがある。

「Q8 放送番組に使用する
 脚本,オリジナルテーマ曲の楽譜の作成は
 情報成果物作成委託に該当する
とのことですが,
 これらについては,脚本家や作曲家が著作権を持つことから
 下請法の対象とはならないのではないですか。

 A. 脚本,オリジナルテーマ曲は,
 放送番組という情報成果物を構成する情報成果物であり,
 著作権の帰属先を問わず,
 下請法の対象となる情報成果物作成委託に該当します。

※文字装飾は腐人による

さて、ここで問題です。

「ドラマの脚本やオリジナルテーマ曲」が、
「放送番組という情報成果物を構成する情報成果物」だから
「下請法の対象となる情報成果物作成委託に該当」するならば。

「マンガ」は、
「マンガ雑誌という情報成果物を構成する情報成果物」なのに
「下請法の対象となる情報成果物作成委託に該当」しないんでしょうか?

まーこうなってくると、
じゃぁ「役者」は?「演奏家」は?
ってなってきて収拾つかなくなりそうやけど、
これ、かなりのグレーゾーンでっせ。

っちゅーことは、や。

なりふりかまわん、もう商業ではかかへん、
これからは同人でやってくから、業界がどないなってもかまわんわ!
っちゅー「無敵の漫画家」がでてきたとしたら、
下請法を武器に戦ってくる可能性はあるってことで。

そんでもって裁判の場にでたらば。

これは腐人の予測だが、恐らく個人有利だろう。

裁判官は中立とゆーが、
こーゆー系は弱者びいきの判決くだしやすい・・・と
司法不信の腐人はみてるもんで。


・・・あかん、やっぱタイムアップ・・・

とりあえず1つは結論がでた。

「漫画家は下請法の対象外」と本を出す側がゆってるから、
皆、鵜呑みにして、頭から信じてるはずやと、
たかをくくっとったら、いつか痛い目みると思うで。

今は、こうやって個人がメディアを持てる時代やし、
権利意識の強まりによって、
なにしでかすかわからん怖さは、昔より高まっている。

慣習のまま、惰性化しとらんと、
もっと考えてかんといかんのとちゃう?


続きは・・・・・・・また今度!
それがいつかは知らん!←おい

以下、読書録。

ちょっとそれぞれ言いたいことあんねけど
書いてられへんのでカウントのみ。
コメントは先送り!

明日も・・・厳しいかも・・・(T_T)

●29日
(858)一般本 『やなせたかし みんなの夢をまもるため』 やなせたかし、ちばてつや、西原理恵子、里中満智子、吉田戦車、NHK取材班
(859)BL/モノクローム・ロマンス 『狼を狩る法則』 J.L.ラングレー、冬斗亜紀
(860)マンガ 『長距離恋愛の孤独 下』 葉芝真己
[ 2014/09/30 ] コンテンツ&読書録 | TB(-) | CM(-)
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