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『比較で読み解く中国人とインド人』について

3月11日ですね。

腐人もいい歳なんで、
人の死というのには何度か遭遇している。

人は必ず、死ぬ。
これは、実は「絶対」がほぼありえない現実の中で、
100%言い切れる「絶対」だ。

震災以降、なにかっちゃー
「絶対安全」や「絶対安心」という言葉を耳にするが、
そんなことをゆってる限り、話はなにも進まない。

だって、それこそ100%絶対に、言い切れないことだもん。

今の日本が不幸だなと思うのは、
「絶対安全とは言えません。
 それを言える人は、詐欺師か、狂信者か、ただのバカ。
 だけど、人が生きるのに必要だから、やります」
と言える人がいないこと。

なので、実現するわけない「絶対安全」や「絶対安心」を求めて、
いつまでもいつまでも、ぐだぐだぐだぐだやっている。

まさに小田原評定。

ま、そやってるうちに日本が沈没することになっても、
腐人にゃ子孫はないし、長生きするつもりもないから
いっけどね。

おっと話がずれちゃった。
人の死、だ。

どういう形であれ、人が死ぬと、
遺された人はいろんな思いに囚われる。

そりゃ当然だ。
今までいて当然だった人の喪失ってのは、
それだけ重たいもんだから。
人一人の人生は、そんな軽いもんじゃない。

しかし、遺された人は、死んだ人と違って
生きていかねばならない。
そこで背負わなきゃならんもんが、どんだけ重くても。

なので、どう悼むのかってのは、
腐人は人それぞれ納得いくようにしたらいいと思う。

そこにはどんな言葉も余計なお世話だと思う。

なので、腐人は今日、この日について、何も言わない。

すべては、その人自身が
折り合いをつけなければいけないことだから。



さて。
昨日は腐人、読了本がゼロでした。

なので、宿題やりましょか。
ちょうどタイムリーに、なんだかなー・・・(-_-;)っちゅー
それぞれの国のニュースが入ってきたことだし。

まず、書誌情報を再度。

(60)一般本 『比較で読み解く中国人とインド人』 富坂聡・中島岳志

この本は、中国の専門家とインドの専門家が、
出されたお題に対し、各国事情を紹介している本。
『クーリエ・ジャポン』で連載されてたらしい。

で、だ。

いつものごとく、こーゆー本は自分用アーカイブとして、
気になった点だけ書き散らす。

なので、もっとちゃんと知りたい方は、
本書をお読みください。

いわゆる大マスコミの報道だけでは見えない姿が書かれているので、
これから先、印中とビジネスをやろうと思われてる方は、
一度読んでおいたほうがいいかもしれない。


●若者

〔中国〕
そのキーワードは、
蟻、蝸牛、2つの「奴」』なんだそう。

その意味はコチラ↓

蟻族:大学をでたのに就職できない若者が地下の部屋に集団で暮らしてる様

蝸居:不動産価格の高騰で若者が小さな家しか入手できないこと

車奴、房奴:車のローン、家のローンにおわれて生活が苦しい人たちのこと
※元は、タイガー・ウッズの離婚報道で、彼が性依存症であるっちゅー話から、
中国語で性依存症を性奴というらしいんだが、
なんかに依存し、振り回されてる人を、ナントカ奴っちゅー言い方が
流行語になったそう。


中国の団塊世代(社会的上昇期とマッチし一緒に成長した世代)ってのは、
奔奔族と呼ばれ、1975~85年生まれを指し、
この世代が一番恩恵を受けてるとみられてる。
対して、今の若者たちは、負の遺産の継承者と中国ではみられてる、とのこと。

・・・なんか日本の縮図みたいだな。

この状況は、後で人口をテーマにした回にあった一言
 「日本は金持ちになってから老人になった。
  だが、中国は金持ちになる前に老人になる」

これに尽きるかもしれない。


〔インド〕
インドの超エリート校(IIT:インド工科大学、IIM:インド経営大学)をでた若者による
「ロマンス小説」がベストセラーになる風潮があるんだそうで。

へー・・・。

紹介されてたのをちろっとみたが、
ハーレクインか、エロありのラノベっぽい感じ。

でも、書き手は、男ばっかのようにみえる。
ハーレは、世界どこでも、女による女の妄想、と
相場がきまっとるんだがなぁ・・・。

新しいインド文学になる?
とか言われてるらしいが、
これもまた、日本同様、読書が消費になってきただけだろう。
心配せんでも、残らんよ。

ただ、こーゆー虚業が金を稼げるのは、
国が豊かになってきた証拠なんだと思うが、
皆が皆、虚業で稼ぐことばかりを目指していたら、
空腹を満たしてくれるものは、実らない。

この人口の胃袋を、どー養うんですかね?

本来、IITやIIMの卒業生は、それを考えるための人材だろうて・・・。


●住宅バブル

〔中国〕
日本のバブルとは構造が違うそうで。

日本ではダメージを受けたのは、主に銀行だが、
一方の中国は、大金を稼いだ個人の投資、地下マネーの流入、
国有企業が政府からの金を裏で流した結果のバブルなので、
地下が暴落にすると、
本来不動産とは関係のない多くの企業、少なくとも55の業界が
直接で深刻なダメージをくらい、特に地方財政が大打撃をくらうとのこと。

その破壊力は強烈だろうとの見通しとある。

ちょうどニュースに、
中国南部・広東省東莞市にある
店舗賃貸面積では世界最大規模のショッピングモール
「ニュー・サウスチャイナ・モール」が、ゴーストタウンと化している
っちゅーのがあった。

入居店舗はほとんどなく、客もまばら。
みるからにすさんだ雰囲気になってるそーだが、
そもそもその街は、どちらかというと生活カツカツ層が主体。

マーケティングリサーチという言葉は
中国にはないんですかね?

ま、それはおいといても、かつての日本のように
ある日パチンといっちゃったら、
アベノミクスどころじゃない事態になるのは間違いない。


〔インド〕
インドでも高齢化が問題になってるらしい。

こちらも、老人が死ななくなって、高齢者人口が増加。
ま、当たり前だわな。

そして、核家族化の進行で、高齢者の孤立化が社会問題化してるらしい。
なんかどこでも似たような話ばかり・・・。

そんなインドでは、その対策として、
高齢者向け総合居住区化がすすんでるとのこと。

へー。

日本もこれから10年、いやもうあと8年ぐらいか?
その間になんとかしやんと、えらいことになるのは目に見えてる。

っても、
好きなように生きるからほっといてー、
野垂れ死に、孤独死ばんざいやー!
と、年寄り全員が思えば、話は簡単やねんけどな。


●中国の美食

実は日本は食品輸出大国で、
中国でも、日本の食材は高級品として人気なのだが、
これを喜んでるのは、中産階級だそう。

この中産階級がどんくらいかっちゅーと
日本の「中産階級」イメージより金持ち、とのこと。

わかるよーな、わからんよーな・・・。

で、中国の本当の金持ちが喜ぶのは、なんと、稀少野生動物だそうで。

どーゆーもんかっちゅーと、
シベリアトラ、チンチラ、シロハラヒメハヤブサ、
スナメリ、ボア、クジャク、モモンガ、レッサーバンダなど。

これを総じて「野味」というらしーが・・・
食って問題はないんだろうか・・・。

ウィルスとか、寄生虫とか、未知なる病気とか
とんでもないしっぺ返しがきそうな気がしてならんがな。


食といえば。
今、中国では、1000匹以上の豚の屍骸が上海のある川を流れてるそうで。
ぎょえーっ!!!

この川の上流の養豚が盛んな地域らしいんだが、
病気が流行り、ここ2ヶ月で万を超える豚が死んだとある。

・・・どー考えても、病死した豚の屍骸の廃棄だろう、これ・・・。

でもって、この川ってのが、上海市民の水源らしいんだが、
当局にきくと、答えはいつでも「大丈夫」。

姫がゆー「大丈夫」並の信頼度だろ、それ・・・。

※姫は、ママからご飯の前にお菓子を食べてはいけません!
と厳命されてるんだが、
腐人家で遊んで、お腹がすくと、「あれ食べるー」とやる。
そのたびに
「いいの?ママからダメって言われてるでしょ?
 食べてもいいけど、お家帰ってから、ちゃんとご飯食べる?」
ときくと、
「大丈夫!」
っちゅーんだが、もちろんご飯は食べられない。
で、ママにガツンと怒られる・・・を繰り返している。


豚ってさ、臓器移植でも人と近い動物として研究されてるように、
ブリオンやインフルの変異を媒介するものとして、
ものすごいキーになる動物なんだけど・・・。

偶蹄目だから、口蹄疫の悪夢再び・・・の予感がするのは腐人だけ?

そんなん生活用水にほかしたら、あかんのちゃうん!
なぁ!

でも「大丈夫」。

恐ろしすぎるぜ、中国・・・。


●インドの教育
大学の授業は英語なんだそうで、
日本が日本語で授業やってるときいて驚かれるんだって。

でも、インドは公用語が多数あり、
自国語での教育制度をつくりたいが、混在する言語が難しくしてるとのこと。

標準語と関西弁どころやないからねぇ。

ただ、日本だってその統一には、
明治期にものすごい苦労した人がいてはるわけで。
そーゆーのなしには無理だろう。

もし今、ガンジーがいてはったら、できるのか・・・なぁ???


●チャイナマネー
世界のあちこちで話題になってるチャイナマネー。

中国の世論で、
政府がためこんだ外貨を国民に配れという話があるんだそう。

といってもだ。

仮に、1兆ドル(日本円に換算すると、今日なら96兆円?
日本の実質国家予算が約220兆らしいんで、その4割強)
これを中国国民に配布したとすると、
一人いくらになると思います?

わずか、5000元(約65000円)なんですってよ。

今まで溜め込んだものの吐き出しだから、
ナントカ手当みたいに、ずーっとって訳にはいかんだろう、
おそらく一回こっきりのお話。

そこから見えてくるものは、
中国が、日本のような社会保障や福利厚生を整備することに対する限界。

そのまま超高齢化社会に突入したら、
どんな地獄になるんだろう・・・。


●インドのEPAの影響
インドはジェネリック医薬品製造の先進国なんだそうで、
途上国の薬屋との異名あり。

へー・・・知らんかった。

そのインドが、EPA合意によって、
知財関係の整備化と、M&Aがすすみ、薬価があがるのでは?
という懸念があるんだそう。

まーこの辺はTPPでも言われてる話だが、
もしそうなったら、間違いなくHIV抑制剤に大きな影響がでるだろなー。


●領土問題に対する両国の強かさ
腐人はこの手の話は苦手なので、
詳しく知りたい方は本書をどうぞ。

まー、両国とも、文明の古さじゃ日本は足元にも及ばない。
そりゃ培われてる強かさは半端じゃなかろう・・・
っちゅー予想どおり、日本は見事に手玉にとられてます。

もともと日本は、外交ヘタだしねー。


●核および原発
これに関しては両国ともに、
おそろしすぎる状態・・・です・・・。

万一なんかあったら、PM2.5どころの話じゃないぞ!

まず、中国。
賄賂横行、ずさん管理のもと、2050年までに原発を400基、
それも新幹線同様、他国の技術をみてまねて、自国開発するという。

それも秘密秘密秘密の下、進行してきて、
最近、情報開示せよ!とゆー風潮になってきたのはいいんだが、
結果、
「これまで年に13回事故があったのが4回になった、すごいじゃないか!」
という国で運用されていいものなの?原発って・・・。

続いて、インド。
こちらは先日書いたが、
核問題とのからみで、原料となるウランがないため
これまではすすんでこなかったが、
将来的にはやっぱり大量の電気がいるってことで、
原発推進方向にすすんでる。

けども・・・こちらだって品質管理、生産管理って点では、
どうなんだろう・・・。


昔あったアニメソングを思い出す。

♪ちきゅうはひーとーつー

すべて繋がってんだよなぁ・・・。


そーいや腐人らは、この後

♪われたら ふたつー

と替え歌にして歌っていたが、
ホント、割ったほーがいいような事態だけはやめて欲しい・・・。


●チベット問題の複雑さ
これについて、腐人は、
いわゆるメジャー報道しかしらなかったんだが、
思ってた以上に、根深く、複雑な問題。

中東のイスラエルとか、
そんくらい難しい話かもしれない。

ってことで、腐人は、よぉ要約せんので、
ご興味ある方は、本書をどーぞ。

ニンゲンの業の深さを垣間見れます。


●宗教
中国はともかく、意外にもインドにおいても、
かなり混乱しつつあるとはびっくり。

皆が皆ヒンドゥーだとは思っちゃおらんが、
無神論者がほとんどの日本人と違って、
何かしら信じる宗教を保持してると思っていたが、
どうやらそうでもないらしい。

へー。

中国は、過去の歴史をふりかえると、
国家に大きな影響を与える乱は、往々にして宗教と絡んでるんだそうで、
当局もぴりぴりしてるらしい。

そんな感じに、一種の規範となるような宗教が揺らいでるせいで、
両国ともに「心の帰属問題」が生じてるんだそう。

ふぅーん・・・。

中国には、
「貧すれば民 乱を好む」
っちゅー言葉があるそうだが、
隣人としては、その前に
両国民の皆様に無気力症候群になっていただきたいところだ。

なるほど・・・
イギリスがかつてアヘンを持ち込んだ意図がなんかわかった気がする・・・。


●人口
これまたちょっと驚いたのだが、
両国ともに男女不均衡(男・過多)なんだそう。

え?
中国だけじゃないんだ・・・。

なんでインドもそうなっちゃってるかっちゅーと、
インドの悪しき習慣
「ダウリー」が影響してるらしい。

「ダウリー」とは、
結婚にあたり、両家の家族で話あわれる花嫁の持参金のこと。

もともと上位カーストだけにみられた風習が
下位カーストが自らの地位向上を図って、
上位カーストを模倣する「サンスクリット化」で拡大したらしい。

結果、ダウリー目的で結婚し、その後、妻を殺すダウリー殺人や
ダウリーが少ないといって、結婚後、虐待されたり、
ダウリーに悩む親をみかねて自殺する娘が続出。

また、中国もインドも、
女児の出生が異様に少ない地域や階級ってのが存在する。

それっちゅーのは、胎児の段階で、エコーによって性別を確認し、
女児なら中絶するんだそう。

それができないところでは、産むは産むけど
女児なら育児放棄をする、といったことするんで
嫁不足は深刻化してるらしい。

考え方とか風習を改めたらええだけの話ちゃうの・・・
と思う腐人は恵まれてるんだろな。


昨今、インドのニュースったら、レイプ事件ばっかな気がするが、
それも、こーゆーのが影響してんだろうか。

そーいや、このレイプ事件多発に対して、
早く(16歳までに)結婚すりゃいいんだよ、
そしたらそっちで発散してレイプ事件なんか起こさなくなる、
と言ってる長老がいるとかいないとか。

おいおい。
本当に根絶したいなら、やるべきは、オスの去勢だろ。

タネさえ採取しちまえば、生きてる無駄なんだからさ。ケケケケケ


ま、そんな腐人の毒はともかく、
なかなか読みごたえのある、おもろい本でした。

最後にもっかい書誌情報。

(60)一般本 『比較で読み解く中国人とインド人』 富坂聡・中島岳志
[ 2013/03/11 ] 腹黒読書録 | TB(-) | CM(-)
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