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『紺碧の果てを見よ』より、戦争と個人

先日、新聞のコラムで読んだんだが、
ソメイヨシノの寿命ってのは、60~80年なんだそうで。

っても、もっと長く生きてるのもあるが
それはニンゲンでも同じ話。
長生きする人もいりゃぁ、早世する人もいる。

ただ、平均でみれば70年。
そして、今年は戦後70年。

終戦後、鎮魂のために各地に植えられた
ソメイヨシノの樹齢が次々尽きてってるんだろうなぁ。

腐人のテリトリーにあるソメイヨシノも
根元から、新芽というのか、次世代クローンの芽が
にょきにょきでてきてるのが、わりとおる。

一つの節目なのかなぁ・・・とか思いながらみている。


では、何度か挫折した読書録をがんばりますか。

まず、書誌情報の再掲載から。

(221)一般本 『紺碧の果てを見よ』  須賀しのぶ

損得勘定で物事を判断する、実利主義者な腐人は
正直いえば、戦争って愚行の極みだと思ってる。

だってなんも産みださないじゃん。

が、反面、
天敵のいなくなった史上最悪害獣・ニンゲンと
そいつが生み出した妄想の「社会」というものの自浄作用として、
自らの増長に対する破壊と再構築のために
自然かつ必然的に生じるもの、という思いもあるから必要悪かなぁ?
という思いもある。

矛盾してんなぁと我ながら思うけど、
しょうがないやね、個じゃなくって集合体の話だから。

そう、今回、この本を読んでつくづく思ったが、
戦争って、集合体が起こすことなんだよね。
個の意思ではなく。


なんつーの?
ヌーだのバッファローだのが
すごい勢いで移動をはじめることあるやん。
戦争をはじめた国って、あんな感じのとこないか?

ほんでさ、あの中で、一匹だけが
急に「オレ、いきたない」ゆーて止まったらどうなるか。

周囲に踏み潰されて終わりやわなぁ。

で、落ち着いてみなおしてみたら、
うわ、オレ、自分の子供踏み殺しとったわ、
オヤジとオフクロも踏み殺しとった、
でも、しゃーないかぁ、
生き残るんに必要やったんやし?
って感じに見えるんよね。

ほんで、リニューアルされた地で、
死んで減った分、産めよ、増やせよ、地よ満たせ
今日もバコバコ種付けしょっか~♪と。


こういう露悪的な書き方をするとそれだけで反感を持たはる方
いてはると思うんですが、あえて書いてます。

だって戦争の流れを、ニンゲンの歴史を
宇宙から地球人を眺めるぐらいの視点でみたら
そうなんやもん。

そこまで視点をあげてみたら、
ホント、ニンゲンって、不要なクソカスにしか見えへんで。
自分も含めて。

まぁ、そう思うの腐人だけかもしれませんが。


まぁさ。
これがもうニンゲンの歴史の大きな流れとして
逆らえないもんなんだとしたら、
終戦間際の鷹志のように、
個人としては、もうこんな戦争やめればいいのに
と思っていても、
集団(国)がその方向へ動き出してしまっていれば
自分の手の届く範囲だけでも
なんとかするのが精一杯なんかもしれん。


あ、ゆっときますけど、このコメント、
本書読んでへんかったら
わからんかもしれんですが、
あえて、そないしてるとこあります。

だって、読む価値あると思うもん。

このコメント、何のことゆってんの??
と思われた方は、
すんませんが本書を読んでくださいませ。



この本読んだ後、腐人はすごく気になったことがあった。

「日本が戦争に参加せずに
 逃げ切ることはできたのか?」

いやほら、鷹志かて
「逃げるが最上の勝ち」
やと思ってるわけやん。

腐人もそない思う。

どんなもんでも、戦わずに済むなら、
それこそが一番。

このブログでは何度もゆーてますが、
ニンゲンの能力も労力も時間も有限だ。

戦争っちゅーなんも産みださんもんに
能力も労力も時間も使われたら、
その間の生産性は落ちる。

食うもんが貧相になって当然やん。

今の日本がなんでこんだけ豊かなんかといえば
このニンゲンという資源がもつエネルギーの
無駄なロスをしてへんからよ。

いやいやでも戦争で、領土が拡大できれば
って、話もあるかもしれんけど、
それ、博打やろ。

人命と資源と金と労力と時間をかけた。

ほんで、負けたらどないなるかってこと考えてみ?
鷹志は父ちゃんから
「負けたらすべての価値観がひっくりかえる」
ゆーて教わってたけど、
そんだけやあらへん。

博打で考えたらわかるけど、
負けたら、最初にもってた金すら失う。

やらんが最上。
違うか?

腐人はそない思ってまうんやけども。



で、話を第二次世界大戦っちゅーのか、
大東亜戦争ゆーんか、
腐人はその辺の近現代史がアッパラなので
よーわからんのですが、
それに参戦してへんかったら?っちゅー
「もしも」は、実はネットをググってみると
いろいろ考察が載っている。

いろんな角度からのご意見があって、
なかなか興味深い。

ご興味ある方はご自身でググってみてください。

ちなみに、アッパラ腐人は、これで初めて
「ハルノート」ってもんの存在を知った。

へー…そんなんあったんか。


ついでに、腐人の周囲に
「日本が戦争に参加せずに
 逃げ切ることはできたと思うか?」
についてもきいてみた。

なんでも知ってる血族は、
「無理」と即答。

なんで?と聞くと、
当時、陸軍が決定権を握っており
そこが聞く耳もってなかったから、
という。

だったら、そいつらが固まってるとこに
自爆テロすりゃよかったのに、
っちゅーと、
やる前にやられたんだよ、といわれた。

ああ、なんか書いてあったな。


晩飯食いながらそーゆー話をしておったら、
別の血族がつぶやいた。

「あのころ、海軍の人たちはわかってたよ。
 戦争やっても勝てないって」

前に書いたことがあるが、腐人の血脈をたどると
実は広島につながる。

なので、そちらの軍に関係した人といえば、
=海軍さん、だったりするのだ。

なるほどねぇ。
そいや、本書でも鷹志たちには見えてたなぁ。


腐人なんかは、勝算がねぇ戦いをするなんて、
バカ以外の何者にもみえないんだが、
どうしても避けられない場合ってのがある。

※これは現実の戦争というよりも、
 腐人の周囲でよく起こってるトラブるんを
 想定しております…



そんときはどうするか。

腐人の場合、
撤退時期と状況を見誤らないことが肝要だと思ってる。

そりゃ鷹志の父ちゃんがゆーてたように
「やるなら勝て!」が一番であるが、
世の中には、勝ってはいけない相手ってもんもあるのよ…
ナニとはいいませんが…(-_-;)

そういうときは、
「勝たなくてもいいから、負けないこと」を
最終目標として掲げる。

そんで、個別の戦闘レベルにおいても、
腐心するのは勝ち負けじゃなくって
最後の交渉の場でいかに有利にもってけるか
その材料をつみあげること、だ。

要するに、備蓄物の減少も含め、
いかに損害を少なく終わらせるかが
大事なんだよ。

こーゆーの、
恐らく鷹志なら理解してくれそうな気がするし、
皆川、江南、彼らとて個人ならば
わかってくれるような気がするんだよね。

でも、そこに「海軍将校」って肩書きがついた彼らになると
そこでは
「群れの方針に従います」
になっちゃう。

なんなんだろな、
この「個人」と「集団の一人」という、
単なる立場の違いだけで、
意見が180度変わるのは。

まぁ、軍隊ってもんの論を考えると、
突っ込め、といわれて、ヤダという個人的意見を言う余地は
存在してはダメなんだよね。

軍隊ってもんに所属してしまった限り、
突っ込めと言われれば、敵艦にだろうと、肥溜めにだろうと
突入せんといかん。

だからこそ、
勝利を得るために効率よく人を殺すのが
最善になるんだが
それができない無能の将こそ、
敵よりも悪い存在なんだ。



それにしても、この個人と集団。

あの頃もさ、鬼畜米英たらゆってても、
一人一人にあってみたら
「あら、いい人じゃない」
ってこと、あったと思うんだよな。

そーゆーのを考えれば考えるほど、
「個人善人、集団鬼畜」
となるのは、どうしてなのか。
腐人は疑問に思ってくる。

集団の論理ってのはそーゆーもん、と
言ってしまえば、それで終わりの話かもしれないが
そうして「なぜ」を考えないようにしてしまったら、
いかんのではないか?

ってかそもそも、その集団の方向付けって
本当に、その集団の総意なの??

話がそっちにいくと、
ミンシュシュギがー
センキョミンに選ばれしワレワレせいじかがー
とかなんとかになってくんだろうけど、
そのやり方に問題はないのか??

ニンゲンが政治ってもんをやりだして
まだたいして年数たってない。
※これはチンパンジーと分化してからの年数
 (600万年)と比べて、ってこと


まだまだ成熟したものじゃないって認識を
常に忘れちゃいかん、改善思考をとめるんじゃない!と思うんだが
どうも思考停止になってる気がする。

PTAって仕組みの話をきいてると、
まさにコレになっちゃってると思うのは腐人だけ?

変えたほうがいいと思うとこはあるけど、
自分の関わってるときだけ
なんとかやりすごせたらいいや…
そういう考えだと、
いつまでたっても改革はなされんのだよねぇ。


まぁ、そこは置いといてもだ、
多数が賛同してたら正しいのか、といえば
必ずしもイエスじゃないし、
だったらトップが常に正しいのか、といえば
これまた必ずしもイエスじゃない。


うーんうーんうーん…
やっぱこうなってくるとさ、
腐人としては、やっぱり
「人は群れさせず、断絶し、孤立させとくが善し」
って気になるわぁ。



さて、かなりめに危ない方向に
話がいってしまったので
純粋に物語の話をしましょう。

今回、一番泣いたのは、
皆川生徒の手紙だよ!!

な、なにあれ~反則~(ToT)
もう、あそこだけは、
何度読んでも泣けるーっ!!

でも、彼がもしそのまま士官になってたら
先が見通せる分、
鷹志のような逃げ方を知らない分、
キツかったろうなぁ。


イロコイについては、
あの鷹志が嫁(いかん、名前を忘れた)に、
初対面のときの感想ゆーところ、
思わず乗り込んでって、
はいてる靴脱いで
あのバカチンの後ろ頭をはたいてやろうかと思ったよ。

不器用でニブチンにもほどがある!!!
このあかんたれ!!!

はぁ…こいつには一生女心ってもんが
わかんねぇんだろうなぁ。

三国一の果報モンゆーてええぐらい
ええ嫁はんもろてんのに…。
ああ、豚に真珠!!!

料理と始末の巧い嫁ってなぁ、
三顧の礼でもってでも迎えるべき上玉やねんけどね。


そーいやこないだ発言小町に
「料理をしない彼女との結婚」
ってのがあったが、
腐人も「やめとけ」に一票だな。

どんだけ美形でも、
いずれシワくちゃシミまみれのジジババになる。
どんだけモチモノがよろしくても、
いずれタレチチや、フニャ棒になる。

歳月は人に等しく襲いかかるの。
そうなったとき、それでもそこに価値を見出せるか?

でも、料理の腕は、本人の体力がある限り続く。

さらに言えば、
そうやって味と栄養を考えて作られた料理って
その瞬間の喜びだけちゃうねんよ?

何を食ってきたかで、
健康という金では買えないものを得られるんじゃ!

江南と鷹志、嫁選びは鷹志に軍配。


負けるということについては、
せやねぇ、書き残してるフィギュアんときにでも
言及させてもらおかな。

ちょっと疲れた…(-_-;)

以下、読書録。

●13日
(254)一般本 『捜査組曲 東京湾臨海署安積班』 今野敏
  アズミンの新作。
  部下を中心にした短編集で
  まぁ毎度って感じか。

  今回は速水がおとなしいなぁ。

  腐人は一人で仕事をしとので
  人事異動とかって全くよその世界の話なんだ。

  だもんで、周囲の話を非常に興味深くきいてんだけど
  仕事できない君とか、クラッシャー上司とかは
  なんで、その上の人は、
  それら問題要因をもういらん!と放出しようとせんのか、
  すごく不思議だったんだ。

  だって人事って、花いちもんめで、
  あの子がほしい、この子はいらん!って言い合って
  交換するもんじゃないの??と思ってたから。
  
  したら、名言を頂戴した。

  「あのね、
   欲しい人は、みんなが欲しいし、
   要らない人は、どこも要らないの。」

  なるほどー!!!

  もし欧米のように「無能だからもう来なくていいよ」と
  バッサリ切れる雇用形態ならば
  どこからも欲しがられない無能な子は、
  部からどころか、会社から排除ができるが、
  日本の労働者は、法でがちがちに守られてるからね。

  まぁ、だから非正規が増えるんだ。
  皆が有能でさえあれば、
  なんの問題は起こらんのだがな。

  でも、これから先の世の中って、働かない無能な人を
  雇い続けていられるほどの余裕って
  そんなないと思うんだよねぇ。

  ってな人事異動の話を、なんでここでしたかというと
  安積班もそろそろ異動があってもええんちゃう?
  と思ったからだ。

  実際、警察って、公務員だから、
  そんなに一カ所に長くってないと思うんだが、
  どーなんだろな。

(255)BL/クリスタル文庫 『プラスチックとふたつのキス 魚住くんシリーズ 2』 榎田尤利
  この魚住が倒れる瞬間の
  挿し絵の構図と色の対比、
  すげぇ好きだなぁ。

  それで言えば1巻目で、
  濱田センセから魚住の話を職場できかされて、
  電話コードひねりながらイライラしてる久留米、
  あれこそが久留米を体現してる挿絵だと
  思うんだよな。

  そいや、この2巻では、魚住とるみちゃん
  宇宙人二人が向き合って飲んでる挿し絵も好きだな。

  この辺はさ、いいんだよね。
  なんちゅーか、ヒヨコが卵から孵って、
  ピヨピヨいいながら、
  久留米のあと追っかけてるみたいでさ。

  んなとこいたら、踏んじまうじゃねぇか
  とか言って、久留米が自分の頭の上にのっけてる感じ。

  で、そのヒヨコがどんどん成長して
  離れたくないけど
  離したくないけど、
  離れなきゃいけないのかな?
  ってお互いが逡巡してるとこだもんなぁ。

  先を知ってる身としては、
  次がつらいんだよね・・・(/_;)  

(256)BL/ディアプラス 『Missing you』 うえだ真由
  なーんか無性に!!
  メロドラマな、BLらしいBL、
  これぞBLが読みたい!!
  と、真夜中唐突に思い立ちまして。

  汚部屋につみあがった本タワーを
  ゴソゴソ漁ってみたら、
  ヨシハルくんとユウナがでてきた。

  ふと思ったんだが、ヨシハルくんは、
  どうして「ヨシ」とか「ハル君」にならんかったのか。
  ユウナはどうして「ゆうちゃん」にならんかったのか。

  腐人の周囲のチビどもをみてると、
  親が呼ぶ愛称が、自称に定着し、
  それが呼びかけ語になってんだがな。

  ま、どうでもいい。

  このカプは、なんかもう鉄板!なんだよね。

  兄ちゃんも兄ちゃんだし。
  ああ、なんちゅーブラコンブラザーズ・・・。

  なんべん読んでもええわぁ。
[ 2015/04/14 ] 腹黒読書録 | TB(-) | CM(-)
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