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『名作うしろ読み』について

あー今日もかーゆーいー!!

そーいや昨日、姫がきてたときに、
目がかゆいー!!と愚痴愚痴いうと。

「目薬させば?」

と言われた。

いや、言ってることは正しいし、
そのとーりでございます以外の何モンでもないんだが、
3歳児に言われると、なんだろう、この敗北感…(-_-;)。


そーいや、最近、師匠と合意にいたった案件がある。

恐らく今、日本で一番有名な黒い動物、××モン。
あれは攻めだということで、意見が一致した。

しかし、その場合、受けは誰っつか、何なんだろう…。

夏の某会場で探したら、
目張りいれたやつがあったりするのかな?


さて、『名作うしろ読み』である。

腐人は斎藤美奈子さんの著書を読むのが大好きだ。

視点のおきどころ、筆のキレっぷり、構成の妙と、
どれをとっても秀逸なので、新作がでるといつも読む。

ま、その機会がとぉっても少ないのが悲しいんだが。
腐人の忍耐力は、こーゆーところで鍛えられるからいいのか??


今回の『名作うしろ読み』は、

「本は読んでいなくても、なぜかみんな知っている名作文学の書き出し、
 すなわち「頭」の部分である。
 では同じ作品のラストの一文、すなわち「お尻」はご存知だろうか。
 ご存じない?ですよね。
 だったら調べてみようじゃないの。」

っちゅーコンセプトだ。

相変わらず、変わったこと考えるなぁ…。
って、腐人に言われたかない??

ただ、腐人にとって衝撃だったのは、その後に書かれたことだ。

なんでお尻が迫害されてきたかというと、
ネタバレを嫌がる傾向があったからでは?と分析し、
それに対し、

「あえていいたい。それがなんぼのもんじゃい、と。」

そして、バッサリとおっしゃる。

「お尻がわかったぐらいで興味が半減する本など、
 最初からたいした価値はないのである。
 っていうか、そもそも、お尻を知らない「未読の人」「非読の人」に
 必要以上に遠慮するのは批評の自殺行為。
 読書が消費に、評論が宣伝に成り下がった証拠だろう。

う…今、バッサリとやられた腐人の胸から血が吹き出ました…。

この最後の一文の鋭さ。
やはり凄い方だなぁ、斎藤美奈子さんって。

だって、これ、評論を生業にされてるご本人の言だよ?
なかなか言えるこっちゃなかろうて。

で、本書であるが、

青春の群像(21作)
女子の選択(17作)
男子の生き方(21作)
不思議な物語(18作)
子供の時間(15作)
風土の研究(19作)
家族の行方(21作)

と分類されて紹介されている。

本書を読んで思ったのだが、
腐人…全く文学少女じゃねぇわ…(;一_一)

だって、前半の文学系、ほっとんど未読&非読だもん。

へーふーほーと思いながら読んだが、

(野菊の墓)
「生き延びた男が語る心だ女との恋。
 「1日も民子の上を去らぬ」なんて……
 本気のわけないじゃん

(伊豆の踊り子)
「途中まではロリコン小説、最後はボーイズラブ小説!?
 大丈夫かな、この一高生」

(細雪)
「大腸に自己主張させるって、やっぱ谷崎は変態だわ。」

(赤毛のアン)
「「世はすべてよし」とはいってるが、ほんとかな。
 負け惜しみのニュアンスを感じるなぁ。

(あしながおじさん)
「最初から下心込みだったのかも。あやしいっ!」

(風と共に去りぬ)
「永遠のタカビー女に反省は似合わない。」

(時刻表2万キロ)
「真性のマニアは自分の趣味を吹聴しない。
 そのヤセ我慢ぶりがまたおもしろいのである。」

※太字は腐人の装飾です。

とまーバッサバッサと切ってくその様がおもしろく、
本編はどーあれ、
もし本書を、少女時代に読んでたら、
「ブンガク?…けっ(一_一)」
とかゆってた腐人ですら、
この評が気になって、
いくつか読んでみようかなーと思ったかもしれない。

今からは読めないと思うけど。


一方、後半のテーマはぽつぽつと読んでるものがあり、
特に、子供の時間や風土の研究あたりは、
一番比率が高かったかなー。

しかしだ!
すんません、クリストファー・ロビンとプーは、
腐人の中のキング・オブ・ブロマンスなんで、
ここでは、『クマのプーさん』ではなく
『プー横丁にたった家』をとりあげて欲しかった!

あのラストは、もう超感動なのー!!!!

おまえ100まで、わしゃ99まで、
ともに白髪の生えるまで、
なのよー!!!

これもまた、腐人のバイブルです。
って、何冊あんねん!


ところで思わずニヤリとしてしまった
『十五少年漂流記』『蝿の王』の順番。

そうだよね、これは並べないとね。
本書では「蝿の王はなにか」ってのが、割愛されてるが、
腐人はあれ、映画でみたんだよな。

ブタだったっけ??
最後は少年らの間の弱いものを殺してたと思うが、
それじゃないんだっけ??

うーむ…でも映画も本も見直そうという気にはなれない。
重くて、結構、クルんだもん…(;一_一)


『紀州―木の国・根の国物語』は未読だし、
たぶんこれからも非読だが、ふと思い出したことがある。
これ前に書いたっけ?

日本のどこが「陸の孤島」か、ってテーマを、
某銀行のおエライさんとはなしたとき、
その結論が、和歌山だった。

なんでだったら、全国支店長会議ってのがあるそーなんだが、
一番早く出発しないと会場の東京にたどりつけないのが、
和歌山なんですと。

和歌山は地形的に道路や線路を通しにくいんだが、
それ以上に、「半島」というもんがもってるもんが
なんかしら、あるのかねぇ?


『菊と刀』は読んだはずなんだが、
すっこーんと中身は抜けている。

確かに「恥の文化」ってキーワードはあったのは憶えてる。
でも、これって敵国分析の本だったから、
相手の文化の賞賛なんてわきゃねぇのだ。

「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」 の本なんだもん。

ただ、この末尾にあった
古典とは読まれずにその名だけが流布する段階に至った著作
 (船曳健夫『「日本人論」再考』)」
っちゅー引用の一言は、
ここに紹介されてる本の、ほとんどに該当するんじゃなかろーか…
と思った腐人である。

っても、最近、ここに紹介されてるような古典文学を
マンガにして、あわよくば…と狙ってるのをよくみかける気がするが、
気のせいですかねー


そんな感じに、全部で132作、
読んでねぇのに読んだ気になれる、非常にお得感のある本でした。


さ、次、新作読めるのは、2年後か?それとも3年後なのか。

また忍耐の日々が始まるのね…(T_T)

(234)一般本 『名作うしろ読み』 斎藤美奈子
[ 2013/03/10 ] 腹黒読書録 | TB(-) | CM(-)
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