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できない人を切り捨てるのは傲慢か?-『シアター!』より

いろいろパツパツなんですが、
とりあえず1個づつでも片付けてかんと・・・
ということで放置物件片付けます。

(913)一般本 『シアター!』 有川浩
(914)一般本 『シアター! 2』 有川浩


この物語自体に対して言いたいことは
ただ1つ。

「はよ、3巻よませろやー!!!」だ。

これまで読んだ有川作品がすべて
一応オチてたんで、うがーっ!気持ち悪い!

はーやーくーだーしーてー
と、椅子をガタガタさせて
ダダをこねたい気分だわ。

ま、それはともかく。
読んでてひっかかったことが2つほどあった。

1つが本日のタイトル、
「できない人を切り捨てるのは傲慢なの??」だ。

未読の方のためにざくっと説明しますとだ、
これは超貧乏劇団の話で、借金を300万ほど抱えてます。

劇団主宰の兄ちゃん(一般人)が立て替えてくれたんだが
あまりのザルっぷりに、
大鉈をふるって立て直しをするんですわ。

で、その一環として、劇団運営の事務仕事・・・
つまり、
HPの運営、DMの制作発送、チケット管理、
物販の制作と販売、外部スタッフとの連絡などなど
そういうとこに人を雇えないから
役者さんが稽古しながらそっちもやるんですが、
メンバーの中に、どうにもこうにも
仕事できないちゃんがいまして。

小ポカは毎日で、
毎公演に1つは大ポカをするんだが、
借金返済しないとなのに、その子が物販でもたついて
いい売上がでなかっただったかな?
なんかがきっかけで、
メンバーの中で衝突が起こりまして。

んでまー、
モメて、できないちゃんが飛び出してった事に対して
他のメンバーがうじうじと、
金かしてくれた兄ちゃんに相談すんですよ。

んで相談された兄ちゃんが
己が新入社員に毛が生えた程度のころ、
周囲の仕事できないやつらに
とっととやめちまえ!とか思ってたが
それではあかん、
そこでそいつらを切り捨てるならお前はそこまでのやつだと
諭されたことを思い出すんですよ。

まぁその上司は、世の中できるやつばっかじゃない
できないやつをも使いこなせるようになれ的なことを
ゆって、
兄ちゃんは、「自分はなんて傲慢だったんだ!」と
反省したってエピソードなんす。

ま、ウツクシイお話でござんすわよね、この流れって。

と書いてるとこからおわかりのよーに
腐人はこの説に反論がある。

っちゅーのもさ、
腐人もまぁ生まれてこの方××年、
いろんな人をみてきまして、
一口に「できないさん」と言っても
いろんなケースがあるなとわかってきた。

確かにな、兄ちゃんの上司の言うように
こちらの使い方を変える事で
できないさんが、普通の人になることはある。

でも、世の中には、
性根からどうしようもねぇ、切り捨てるしかない、
その存在を生み出したご家族に、
生み出した責任をとっていただきたいぐれーの
できないさんがいるんだよーっ!!!

前も書いた気がするが、発言小町に
「人事よ、何故やつらを採用した。」
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2011/0808/432998.htm
という非常に有名なトピがある。

各部署からどうにもならん、
使えるように教育しろと押し付けられた
6タイプのできないさんたち。

トピの進行とともに、トピ主さんが悪戦苦闘
知恵と力の限りをつくして、
できないさんを、なんとか使えない事もないかなまで
育てあげるんですけども、
その中で、どうしてもいい方向にいかなかったのがいた。

それが「意識高い系」。

あーわかるわかるわかる。
これだけはほんっとどうしようもねぇ。
だって、そもそも無能だってのに
他人の忠告きかないんだもん。
自滅路線に一直線なんだよ。

で、酸っぱいブドウの捨て台詞
「やはりこの程度の会社は
 オレの能力を使いこなせない」
っちゅーて、単なる無能という馬脚をあらわす前に
別の会社に転職転職、また転職。

えーすんません、有川さんは
こんなのもどーにかせぇとおっしゃるんでしょうかね?

なんつーの?
他人の話をきけない、
でもでもだってと言い訳ばかりを募らせる
実は無能のできないさんは、どうにもならんですよ。

有川さんにわかりやすく言えばですね、
軍隊において、上官からこの作戦でいく!と命令されたが
「オレのこの作戦のほうがいいと思うんですよねー
 上の連中、わかってないなー」
と一人別行動をとって、そのせいで敵に居所がバレて
部隊が全滅する羽目になる・・・ような感じ。

『海の底』の圭介が
心を入れかえず大人になったバージョンとでもいえばいい?

腐人は、この手のアホは、
状況を混乱させて損害を招く疫病神だから、
さっさと切り捨てるのがベストだと思ってる。

巻き添えくらいたくないもん。


どんだけ天然ドジで、空気読めなくても
根が素直で努力するならまだいいんですよね。
イラッとはしても、根気強く、
できるような環境やシステムつくってやれば
ネコの手ぐらいにはなるんで。
高給はやれんけどな。

「私って、トロいんですよねー」
と言って、努力せんのは、これまた問題。
だがまぁ、配置とシステムを考え、
努力せんなら
それに見合った額だけ渡せばいいだけ。

害悪・損害を招いてこないだけ、まだマシ。

どーにもアウトってゆったのは、損害を招くんですよ。

ああそうそう。
このシアターフラッグから出てった連中、
たぶんあれはこの「意識高い系」に
近しいんじゃないかな。

こーゆーできないさんも、
切り捨てるのは傲慢とおっしゃるか?

悪いが、腐人は同意できないなぁ。

無能が下っぱならまだいいんだけど
(アホがまたなんかいいよると
 無視すりゃいいだけ)
無能が上にたったら最悪だ。

それは、核爆弾より始末が悪いんじゃないかと
腐人は思う。

腐人が神ならなー
できないさんを不良品とする秀才の国つくるのに。
※「秀才の国」については『キノの旅』をどうぞ。


ひっかかったもう1つのことが
演劇業界についてのお話。

演劇業界って、
収益をあげるビジネスモデルとして成り立ってない、
ってのが、
本書で訴えられてることの1つではあるんだ。

そもそもが作品のアニメ化で知り合った声優さんに
舞台に誘われ、その現状をしって、
この話を書いたといういきさつがあるから
まぁ、そういうお考えになるのはわからんでもない。

たださ、有川さんは売れてるからいいが、
ゆっちゃぁなんだが出版業界だって
今は似たようなもんになっとるよ?

てっぺんのほーにいる、
ごく一部の売れっ子作家さん以外は
カツカツだったり、食えなかったり。
コンビニの時給以下の金しかもらえないことも
よくある話。

ぶっちゃけてしまえば、
演劇も本も、
ニンゲンという毛のない猿が生存する上において
別になくたってかまやしないもんなのよ。

余剰のあぶく銭があって初めて
ここに金が落ちてくる分野なんだから、
そもそもが超選ばれし人たちだけしか食えないの。

普通、食えなくて当たり前が前提なんだよ。

これ(演劇)で食えるのは、
運と才能をもち、努力することができる人だけ。

そのどれか1つでも欠けたら
食えない層に転落するのみよ。

まーどの業界のシステムも
いいとこもあれば悪いとこもある。
そこを改革して、よりいいとこを増やすことは
悪い事ではない。

でも、そもそも、そこで食える人数には限りがあることを
忘れてはいけない。
パンが1つしかないとこに、
1000人集まってもどうしようもないでしょ?

なんか・・・それを棚上げして
業界の現状が悪いんじゃないか、
業界の改革をしたら、
お友達の役者さんだって
演劇で食えるようになるんじゃないか?
ってのは、腐人は同意できんなぁ・・・。

一次産業だって、
人が食える以上の量を生産したらダメでしょ?
他の産業だってそうだ。

収益を考えるビジネスとするならば、
需要の見極めと、供給の確保が重要だけど、
演劇界は明らかに供給過多なんだよ。

需要がないの。

その事実を、まず認めましょうよ。

まぁそこからじゃぁ需要の掘り起こしをしようとか
そういう路線はありだろうけど、
最初にいったとおり、結局は余剰のあぶく銭が対象。

掘り起こしたところで、限界はみえとるわなぁ。

かつ、今では金だけじゃなく、
時間も奪い合いの対象になってる。
より戦況は悪い。

腐人も先のない業界におるので、
あまり認めたくはないんだが、
世の中にはどうにもならない流れがあって
どこかで見切りをつけなきゃいけないことって
あるんだよね・・・。

ふっ・・・書いてて悲しくなってきた・・・(/_;)

有川さんがどういう結論をだすのかが知りたいので
3巻早くよみたいなぁ。


あ、どーでもいいんですけどね、
どこだったっけかなぁ・・・

「司兄ちゃん、
 あんたここでその言葉つこたら
 関西人になるで?」
と思ったところがあった。

どこやったっけかな?

自分が使い慣れてるから
てっきり標準語だと思っていても
実は方言だったりすることあるんで、
そこ、注意したほうがよかですよ。

腐人は「ほかす」が標準語だと思ってたが
関東にきて、「それは、ほかしていいよ」といったら
「ほかすってなんですか?」と言われ
初めて方言だと気づいたことがある。

兄ちゃんの台詞の中に、
そういう関西言葉があってんけど、
どこやったか忘れました。

気づいた方は、
編集部か有川さんに教えてあげてください。

以上。

あと、残すはあれかー・・・。
うーん・・・一緒にやりたい本が
まだ1/3しか読めとらんのよなぁ・・・


以下も読書録。

●24日
(918)BL/ディアプラス 『初恋の歩き方』 絢谷りつこ
  なんか・・・むっちゃクローズな話。
  世界閉じすぎちゃう?

  という主役二人はどうでもいい。

  腐人が気になったのは、母親。
  なんとなーく、母親に「病み」を感じたんだ。
  過干渉もいきすぎると毒親なんだよね。

  どっちかっちゅーとこの猛毒まではいかない
  毒親もどき母と、
  ゲイで、それも相手はご近所の幼馴染の兄ちゃんと
  わかったときのドッロドロになりそうな泥沼を書けたなら
  ちょっとすごいかもと思うんですが。  

  そういう作風じゃないのはわかってる。
  
  でも、なんか・・・あえてそこ避けてません?
  そうじゃないキレイなとこだけみようって
  上澄みだけすくいとろうって、
  あえてそうしてるように見えたんですよ、今回。

  腐人、よく書いてますが、
  作家は自分をさらけだすストリッパーたるべし、
  でね、
  いくら隠そうとしても見えてくるもんがある。

  なんかね、腐人には、
  ここに、絢谷さんが初めて見えた気がした。

  いっぺん、ソコとしっかりむきあってみたらどうでしょう?
  このキレイキレイなだけでなんもない話から
  たぶん、一皮むけまっせ。
[ 2015/11/25 ] 腹黒読書録 | TB(-) | CM(-)
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